4月9日、「きまぐれな日々」に下記記事を公開した。
きまぐれな日々 口をつぐんだ「リベラル系」著名人たち
この記事の中で、私は以下のように書いた。
田中は、石原が立候補すると知って出馬しないことに決めたという噂が一部に流れていた。私はそこらへんが真実に近いと思っている。つまり、田中は石原に勝つ自信が全くなかったのではないか。だからこの男は立候補しないのだ、そう予想していたし、実際その通りだった。
この「噂」の出所は、「噂の真相」の元編集長・岡留安則氏が佐高信氏との対談で語ったことで、「100人のバカ」(七つ森書館、2007年)に出ている。
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以下引用する。
佐高 田中康夫説はないの?
岡留 以前はあったんですけどね。慎太郎が再出馬しなければ田中康夫の選択肢は十分にあったんですよ。でも慎太郎が出るって言っちゃったから、田中康夫も慎太郎に勝てる自信はイマイチないんじゃないですか。まだ小沢一郎と田中康夫が蜜月の頃だったけど、長野県知事もいいけど東京都知事のほうがいいんじゃないかって話をしたら、色気は示してました。その頃小沢一郎が田中康夫を党首にかつぐ勢いもあった時期だったから、うまくいってたんですけどね。その後は田中康夫が民主党を見限った感じでしゃべってました。田中康夫が選挙応援に行くと、民主党は交通費も出さないというようなことまで言ってました。礼を尽くさないってことなんでしょう。
(岡留安則・佐高信編著 「100人のバカ」 (七つ森書館) 62-63頁)