kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

竹中平蔵の自民党批判は「目くそ、鼻くそを笑う」の類だ

竹中平蔵が「報道2001」に出演して、安倍政権まで行われていた「上げ潮政策」を改めて支持し、自民党が2009年度からの実施をもくろんでいる消費税率の引き上げを批判している。

私は消費税増税反対論者だが、竹中の意見は、「トリクル・ダウン」論といわれる典型的な新自由主義思想に基づくもので、大企業が大儲けをすれば家計や地域に波及していくという考え方のことである。

しかし、歴史の教えるところは、新自由主義が主流になってから、世界経済の成長率は下がり続けているという事実である。新自由主義は、決して経済を活性化させず、貧富の差だけを際限なく拡大させる「悪魔の思想」なのだ。

だから、私は自民党の政策と竹中平蔵の考え方の双方に反対する。双方は、五十歩百歩というか「目くそ、鼻くそを笑う」の類だ。だが、「消費税増税反対」という一点だけは、竹中と(たまたま)一致する。