kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

復興を口実に消費税を増税し、なし崩し的に増税を維持しようとたくらむ死神・与謝野馨

asahi.comには出ていないが、与謝野馨がますますその「死神」の本性をむき出しにしていることを朝日新聞が5面で報じている。

朝日の記事自体、社会保障を抑制せよと政府に求める、「ネオリベ朝日」の本性を露呈した獰猛な記事で、山田史比古という記者が、「大胆に(社会保障を)切るなんて度胸は、民主党政権にはないだろう」という官僚の発言で締めくくる記事を書いたあとに、鯨岡仁という記者が「消費増税 配分で綱引き」という見出しの記事を書いている。与謝野の発言はそこに出ている。

この記事は、消費税の増税を既定の路線として書かれているが、復興の財源を消費税とするだけでもとんでもない話なのに(今テレビで竹中平蔵新自由主義の立場から増税に反対しているのを見た)、与謝野は23日にこんな発言をしたとのことだ。以下朝日新聞記事から引用する。

 与謝野氏は23日の準備会合で、「消費税に復興税という名前をつけて使ってしまうと、復興が終わると『それでおしまい』と言われてしまう可能性がある。社会保障は長期にわたってお金がかかる。考え方をしっかり整理しないといけない」とクギを刺した。


(2010年4月24日付朝日新聞5面より)


与謝野の頭には、「消費税増税」と「(自民党政権が行ってきた)原発推進政策の擁護」の2つしかないかのようだ。

自民党公明党は、消費税を復興の財源とすることに反対しているが、消費税増税自体については推進派で、ただ「消費税増税分を社会保障財源に充てるのが筋だ」という立場に立つ。私はそれ以前に、過去減税しまくった直接税の税収を建て直せという主張で、その後であれば消費税増税を認めても良いと考えているから、自公の政策にも反対だ。

だが、自公よりもっと悪いのが与謝野がたくらんでいることであり、与謝野は、復興を口実に消費税を増税し、なし崩し的に社会保障費に転用するために増税を維持しようと考えている。

与謝野馨とは、なんとモラルの低い人間なのかと呆れ返るばかりだ。