kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

コメント欄の炎上は誰が招いたか?

「新春早々、リベラル・平和系のブログで内紛が絶えない」という声があるが、コメント欄のプチ炎上を招いたのはブログの管理人だったりする。それは、ブログのコメント欄をよくよく見ればわかることだ。当該ブログは「狙われた」のではなく「自爆した」のだ。
自然科学にせよ社会科学にせよ、学問的なアプローチというのは世の諸問題に対する時、あるいは多くの種類の仕事に対する時に必要とされるものだ。それはブログの記事を書く時にもいえる。ところが、科学的に正しい正しくないの判断を、道徳的規範にすり替え、自らの属する立場が道徳的に正しく、対立陣営の立場が道徳的に誤りだと主張するのは、きわめて傲慢な態度である。
おそらく、酔っ払っていい気分になっているところに、自分を批判するブログを見つけて、しかも自分のブログにコメントを寄せた読者が自分を批判したブログにもコメントしていたことにむかっ腹を立てたとか、そんなところではないかと思うが、たいした人間力だなあと感心するほかない。世間一般では厳粛な気分になっている人の多い、元旦の新たな年を迎えてすぐの時間帯のことだっただけに、なおさらである。
何よりいけないのは、社会科学と比較して白黒をはっきりさせやすい自然科学の範疇に属する明らかな誤りを、「科学的に証明されていない」とすり替えておいて、「正しいといっているわけでもないのに」と開き直るところである。これを、「相手陣営を助ける内輪もめ」と論評する意見もどうかしているのであり、そういうことを言う人は、おそらく自然科学だけではなく社会科学についてもまともな態度をとることのできない人だろうと私は想像している。