kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「後期高齢者医療制度」隠しは民主党の作戦だったのか?

2ちゃんねる」では「篤姫秒殺」と書かれた。午後8時放送のNHKのドラマ「篤姫」の放送開始と同時に平岡秀夫の当確が打たれたからだ。このパターンは、昨年の東京都知事選や今年の大阪府知事選などのいやな思い出ばかりがあるが、今回はノーパンしゃぶしゃぶ耐震偽装男の大敗だけに気分が良い。

それにしても、一時はその「パンしゃぶ男」が優勢などと見られていたことを思うと、意外な大差だ。当時私は、「民主党が道路問題にかまけて社会保障や年金の問題に熱心に取り組まないからこんなことになったんだ」と怒っていたのだが、今にして思うと、4月15日が来ればいやでも後期高齢者医療制度問題に焦点が当たって自民党が劣勢に立たされることを読んで、その効果を高めるために4月15日の直前にはわざと社会保障問題を軽く扱うという民主党の高等戦術だったのではないかと思えてくる。

それは深読みのし過ぎで、民主党は本来新自由主義政党だから社会保障には不熱心なのだという主張もあり得ようが、もしそうなら民主党に「福祉国家指向でなければ政権など獲得できない」ことを思い知らせて、他の野党や国民がそういう方向に民主党を仕向けるべきだろう。それが気に食わない民主党の議員さんたちには、離党してコイズミなり安倍なりとくっついてもらえばよいだけの話だ。

この補選の結果で、ますます政局は流動化していくだろう。