北朝鮮が6か国協議合意に基づく「すべての核計画申告」を26日に行ない、これを受けてアメリカが同日中にテロ支援国家指定解除の手続きを取り、対敵国通商法の適用除外を実施する見込みだと報じられている。
これを受けて、前首相・安倍晋三が「日米同盟に影響が出る」としてアメリカを批判したのに対し、福田康夫首相はアメリカの動きを評価するコメントを発した。
私は、福田首相の反応の方が安倍晋三よりよほど正常だと思うが、世論は福田首相の弱腰を批判し、安倍の強硬姿勢を支持する方が多数になるだろう。
だが、それで良いのだろうか?
「自民党政権を終わらせよう」と言っている人たちの中に、安倍に近い「右」から福田政権を批判している人が目立ってきたのが、私には気になる。
それにしても、安倍がアメリカを「右」から批判したのには笑ってしまった。安倍はこれで宗主国・アメリカにも「極右」認定されて、もう二度と政治の表舞台には上がってこられないのではなかろうか?