kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

松田聖子にだけは全然懐かしさを感じない

70年代後半には結構流行歌が好きで、イントロを聴けばだいたい誰のどの歌かわかるくらいだったが、なぜか1980年にデビューした松田聖子は好きになれなかったし、それは今でも変わらない。そして、松田聖子人気がいつまでも続くうちに、流行歌への関心も薄れていった。

コマーシャル等で70年代や80年代の歌がリバイバルされていて、これ自体には現代の働き盛りの世代に蔓延する後ろ向きの気分を感じてしまうとはいえ、70年代の歌には懐かしさを感じるのだが、80年代、特に最近中島みゆきとのコラボで出てくる松田聖子の歌を聞いても、懐かしいどころか、当時感じた苦々しい感情がそのまま甦るだけなのだ。できることならば70年代には戻りたいと思うが、80年代に戻りたいなどとは全く思わない。

松田聖子という歌手と私の相性が悪いほか、70年代の文化と比較して80年代の文化に私が違和感を持っているせいかもしれない。

野茂英雄アメリカで成功したのは私にとっては必然である。野茂の近鉄バファローズ入りは1990年。90年代というのは、嫌悪を感じるだけの80年代とは違って、闘いを挑む対象の年代だ。特に政治的な意味において。

ノモマニアにして大のアンチ松田聖子である私にとっては、野茂と松田聖子を同じ文脈で論じること自体論外なのだが、世の中にはいろんな人がいるものである。