2010年の参院選岐阜選挙区で、下記ツイートに書かれたことがあったらしい。
小沢が10年参院選で二人区に無理やり2人擁立
— ひろのぶ (@nobuhiro_000) 2023年1月5日
→そのあおりで落選した山下八洲夫、気持ちの整理がつかずに落選後もJRパスを不正利用
→山下の逮捕後、山下が後見していた今井るるがフリーになったので野田聖子に引き抜かれる
10年以上前の選挙戦略がこう出るのかという感…https://t.co/720UzGNZA9
山下八洲夫はもとは社会党の人で、1983年の衆院選に初当選、旧岐阜2区から4回答選したが、小選挙区制になって最初の衆院選だった1996年に落選。旧民主党に転じて1998年参院選に岐阜選挙区で当選、2004年にも2期目の当選を果たしたが、2010年に小沢一郎が2人目を立候補させたあおりを食って落選した。当時68歳だったこともあってこの選挙限りで国政から退いた。
この選挙で当選した民主党候補は小見山幸治(よしはる)という人で、自民党の松田巌参院議員の秘書から新しく与党になった民主党へ移った。当然ながら右寄りの候補で、当選後は細野豪志一派に属した。
その小見山に負けて国政を退いた山下は今井瑠々の後見人格だったそうだが、昨年5月にJRパスを不正利用していたことが発覚して逮捕された。
それでフリーになった今井が野田聖子に引き抜かれたとのツイート主の見立てだったが、実際には今井は野田ではなく地元の極右議員として悪名高い古屋圭司に自ら求めて連絡をとったものらしい。
80歳を目前にしてJRパスの不正利用で逮捕される山下も山下だが、90年代の選挙制度の改変と2010年の強引な2人擁立で、山下は二度までも小沢一郎に煮え湯を飲まされたわけだ。
こんなところにも小沢が垂れ流した害毒の悪影響が出たのか、と舌打ちせずにはいられない。