kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

手塚仁雄(野田G)、重徳和彦(直諌の会)、泉健太は「同じ穴の狢」の権威主義者だ

 星浩自民党政局によると、最初の投票で上位2人になるのは小泉進次郎石破茂の2人らしい。この2人なら、決選投票で小泉進次郎が勝つのは当然だが、またしても「二度目は笑劇として繰り返される歴史」が現実になるわけだ。劣化版小泉純一郎。父親にはまだ(間違った)信念があったが、進次郎にはそれさえもない。進次郎と伸二(石丸)。どちらもどうしようもない。そういえばかつて、樽床伸二という新自由主義者民主党にいた。2010年の代表選で小沢一郎に神輿を担がれて菅直人と戦って敗れ、2012年衆院選に落選するとしばらく国政に出てこなくなったが、 2017年に希望の党から比例近畿ブロック単独1位だかで立って当選し、同じ右翼仲間の馬淵澄夫を追い落とした。その後議員辞職して2019年の衆院大阪12区補選に立候補したが維新の藤田文武に歯が立たずに落選した。この補選で樽床は小沢の唆しに乗って参院議員を辞職して無所属で出馬した共産党宮本岳志と対決している。つまりこの選挙で樽床はようやく小沢と袂を分かったことになる。宮本はネットのSNSでは人気抜群だったが、選挙では供託金没収の惨敗だった。樽床は宮本の2.5倍の得票だった。

 

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 この補選でこたつぬこ(木下ちがや)氏がいかなる論陣を張っていたかまでは覚えていない。おそらく普通に共産党と小沢と宮本岳志を応援していたのではないか。

 それはともかく、この頃にはもう国政選挙での小沢の威光はすっかり消え失せていたし、大阪での共産党の凋落の激しさにも驚かされた。

 それから5年余りが経つ。その間に小沢は岩手3区でも自民党候補に敗れて比例復活した。国政選挙ではもはや何の役にも立たない小沢だが、それでも新立民に入り込んで党内で「剛腕」を発揮するくらいの力は残っているようだ。2021年も2024年も小沢が推す候補が当選することになりそうだ。

 下記は泉健太支持者のグリグリ氏のX。

 

 

 X氏って小川淳也のことかな。前回の2021年代表選で自らが属するサンクチュアリに梯子を外された小川を野田Gがグループを挙げて支援したことは、前回の小川の推薦人名簿を見ると一目瞭然らしい。

 「小沢さんによるX擁立断念、野田擁立、小沢系野田支持まで実現した人」って誰かねえ。手塚仁雄重徳和彦の名前しか思い浮かばないが。さらにいえば、泉健太を追い落とそうとする契機が強いのは手塚仁雄の方だ。私は立民に国政選挙では他ならぬ小川淳也(2009年、香川1区在住時代)を皮切りに小川敏夫(2016年)、山岸一生(2019年)、井戸まさえ(2021年)、酒井菜摘(2024年)らに投票したものの、比例票を入れたことがないし、地方選でも2023年末のやり直し江東区長選で酒井菜摘に入れるまで投票したことがなかった。このことから明らかなように、立民とは一定の距離を置いている人間だから、立民の党内政局にはそんなに詳しくない。だからグリグリ氏の書く「暗躍スキルNo.1」の人物が手塚だとは断定できない。だが共産党とも山本太郎ともパイプを持っていることが状況証拠から明らかな手塚が大いに疑わしいことは確かだと思う。本当にとんでもない権威主義者だ。

 

 下記きょんきょん氏も代表選では泉健太支持とお見受けするが、下記Xはその通りだと思う。

 

 

 

 ところが上記Xに噛みついているのが立民右派支持系の「改革市民」だ。

 

 

 私は枝野が出馬を決めた大きな理由の一つが、泉及び泉Gによるトップダウンの人事権発動などの権力主義的な行いだったのではないかと推測している。「改革市民」は、それが立民の国会議員には嫌われる理由であることは認めながら、地方議員のニーズには合っている、だから100人以上の地方議員が泉に代表選出馬を要請したと書いて泉を擁護したが、地方議員と一般の立民支持ないし立民寄り有権者との間にも大きな乖離があることは、立民支持層の間で泉が枝野と野田に大差をつけられているという毎日や読売の世論調査から明らかだろう。

 結局、権威主義の発動という観点からみると、手塚仁雄重徳和彦泉健太とは同じ穴の狢なのだ。

 先日、総理大臣を辞める岸田文雄自民党改憲実現本部に出席して改憲を声高に叫んでいたが、それに立憲主義を論拠にして素早く反応したのは枝野幸男だった。

 

 

 「立憲」を党名に関する政党の政治家だから、これくらいはできて当然だと思わなくもないが、しかしながら野田佳彦泉健太から同様の反応が迅速に出ることはほとんど期待できない。これでは枝野が1回の休みだけでまた代表選に出馬しようと思ったのは当然だと思う。

 私はそう思うのだが、立民支持者の多くは権威主義(=スターリン主義)に対してあまりにも無防備なのか、手塚仁雄(野田G)や泉G(たとえば広島選出参院議員の森本真治ら)の権威(スターリン)主義的な所業には全くの甘々のようだ。残念至極である。