自民党総裁選、討論会で小泉進次郎がボロボロだったために、石破茂と高市早苗の決選投票になるのではないかとの説が出ている。維新で処分を受けているかだったと思う足立康史が下記Xをポストしていた(私は某軍師のリポストで知った)。
自民党総裁選。決選投票に小泉進次郎さんが残ることは確実と見ていましたが、風向きが変わり、石破茂さんと高市早苗さんとの決戦投票となる流れとなっています。
— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) 2024年9月13日
かねてから弊ブログが自民党総裁選候補のうち「論外」としていたのが小泉進次郎と高市早苗だったから、小泉の没落を喜んでばかりもいられない。
ただ、相手が立民が苦手とするポピュリストではなく、極右人士にして、政策の決め手もジャパニーズMMTばりの「積極財政」による軍拡しかないはずの高市なら、小泉相手よりは若干有利になるかもしれない。
あまり当たらないかもしれない軍師氏の見立ては下記。
石破、高市なら高市が勝つんじゃないかな。高市総理なら自民党の外交をはじめとする政権担当能力が問われるし、裏金はナシにされるから、自民党は各層から見放されますね。 https://t.co/HeOQydZGnv
— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) 2024年9月14日
あまり当たらないかもしれないとは書いたものの、「高市総理なら自民党の外交をはじめとする政権担当能力が問われる」というのはその通りだと思う。しかも、高市の推薦人には13人もの裏金議員がいるから、裏金問題がまた争点として復活する。従って、元維新・金澤結衣の離党(と予想される自民党入り)に関して日本経済新聞の大石格編集委員がポストした下記Xの読みも変わってくるかもしれない。
衆院東京15区の日本維新の会の候補が離党しました。自民党にくら替えします。自民党上げ潮を象徴する動き。野党はよほどの手を打たないと壊滅的な敗北を喫するでしょう。「裏金選挙で自民党に逆風」の時期は終りました。#衆院選
— 大石格(日本経済新聞) (@OishiItaru) 2024年9月14日
軍師氏は下記宇佐美典也(右寄りの人だったと記憶する)の予想に同意だという。
ざっくり今後の政局の超適当なオレの予想はこんな感じ。
— 宇佐美典也(餃子屋とe-sportsチームのオーナーやってる制度分析屋です) (@usaminoriya) 2024年9月13日
①高市自民党総裁、総理誕生
↓
②補正予算で高市色出して勢い出そうとするも、組閣の論功行賞で裏金批判が再過熱
↓
③他方で野田立民代表が辣腕で国民民主等との共闘を概ねまとめる
↓…
埋め込みリンクに表示されない部分は下記。
④苦しい状況だが公明党に配慮して2025年の衆参同年選挙を避けるために2024年末に衆院解散
↓
⑤衆院選挙で自民と維新が大敗。立憲伸びる。自民大敗の場合は国民か維新が連立入り
あくまで中立的に見たつもりで個人の願望は入ってません。
そんなに(野田佳彦に)都合良く進むとは私には思えないが、高市だったら若干解散は先になるとは思う。でも確かに12月頃には解散をやりそうだ。
ところで、東京15区の金澤結衣の件について、ラヴェンダー・ホリフィールドさんから下記のコメントをいただいている。
ラヴェンダー・ホリフィールド
支部長(立民や旧民進党などでは「総支部長」)には党からお金が支給されます。かつて民進、立民にいて現在は民民の東京4区総支部長の井戸まさえ氏が2018年に書いた下記記事が詳しいです。下記記事と同じ内容が岩波書店の『ドキュメント 候補者たちの闘争 - 政治とカネと政党』(2018)に載っていて、私はその本を読みました。
以下に引用します。
民進党の場合、選挙がない時期、次期衆議院選挙の候補者である総支部長には月50万円が支給されていた。
それは全額、政党支部への交付金という形で受けとるか、もしくはそれを二つの形に分割し30万円の交付金と20万円の候補者個人への業務委託契約という形式で受けるかは選択ができる。
個人への業務委託形式にすると、その20万円は個人の収入になるため、その分の使途報告義務はなくなる。一方で業務である以上はパフォーマンスに対する報告義務があり、名刺を何枚配ったか、ポスターをどれほど貼ったか等の簡単なレポートを毎月提出する。
細かい話になるが、源泉徴収をされた後の収入が20万円となるため、確定申告をし、経費等が認められれば源泉分、約1ヵ月分は戻ってくる場合もある。
2009年の政権交代直前は50万円の政党交付金と、現職地方議員等以外の、落選者や新人で仕事をしていないものに対して20万円の委託金が加えられ70万円という形だったが、2012年以降は委託金はなくなり、都合50万円に減額されて2017年の選挙に至っていた。
ただし、これにも「例外」があり、人によってはさらに20万円の上乗せがあった。しかし、誰が受けとっているか等は公開されてはいないももの、何らかの形でそのことが漏れると、当然だがその選抜理由が不透明で不公平だとの批判の声は上がる。
総選挙直前の代表選の折にも指摘され、その後改善される予定だったが、あっという間の解散で、立ち消えになった。
東京15区の票は、補選では自民党候補がいなかったから酒井菜摘が4万9千票でも勝てました。また2021年の自民党は分裂選挙でしたが、それでも柿沢未途が7万6千票とりました。ですから金澤の個人票はたいしたことなくても自民投票だけで勝ててしまうおそれが非常に大きいということです。本選は補選よりも投票率が高いので、酒井氏の票は現状でも5万を超えて6万を窺うところまではいくかもしれませんが、それ以上の上乗せがなければ選挙区当選は難しいということです。
なおネトウヨのコメンテーターからのコメントは私が承認していないので弊ブログで見ることができないだけです。奴はsumita- mさんのところにコメントするとか、コメントしたけれども返答がなかったとか書いていました。
管見人
あの人も、こっちが来ないでほしいと何度も書いてるんだから来なけりゃ良いのにね。
わざわざ来て変なこと書くから「悪者にされる」わけですよ(笑)
金澤結衣は議員経験がないので wiki の独立項目もありませんが、2020年9月にグリコを退社して以後は正業に就いてはいないようです
「これからは意識高い系無職で~す」などとブログに書いていられるってことは、この政党支部長というのは議員でなくても給料のようなものが出る職業なんでしょうか
それを維新から自民へ転籍すると
金澤本人は、「辻立ち1万5000回」だの「靖国行脚」だの徒労のパフォーマンスをした割には票を4万4000票から2万8000票に減らす御仁です
東京の事情を知らない私から見ると、進次郎のバンドワゴン効果だけでこの人が本命になるんだろうか、と思ったりもします
尤も本人も「自分は無党派層には浸透できない」と悟ったから故の決断だとも思います
それに東京には補選では飯山陽、都知事選ではその飯山の嫌う石丸伸二に投票するなど、半ば「投票難民」化した上田令子一味みたいな連中もいますから五里霧中です
余談ですがこのコメ欄で総スカンの件のネトウヨ氏、「living, loving, thinking」に転籍を試みられたんでしょうか(笑)
コメント中毒に罹ったネトウヨは大勢見てきましたがリハビリは大変でしょう
せいぜいご自愛下さい、というところです