kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

陰謀論は「ハイリスク・ノータリン」

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090804/1249405632#20090804f1 を読んでいて思い出した。

http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/42d4382ed6b688fbf4a4816189001097 より。

三つとも城内氏が自分自身の意志で決めたはずだ。私に言わせてもらば、三つともまったく馬鹿げた選択である。政治家として、44歳の男として、常識があれば決して選ばないやり方だと断言できる。まともな政治家を誘導してこんなことをやらせる方法など思いつかない。たぶん城内氏はよほど人並み外れているか(悪い意味で)、あるいは薬物か毒電波で闇の勢力に洗脳されているのだろう。どちらにしても議員になるにはあまりにも危なっかしい人物である。苦しまぎれの陰謀論は極端にハイリスクローリターン(ノーリターン・脳たりん?)であり、すでに充分傷ついた城内氏の評判に止めを刺すだけだ。私としてはべつに構わないけれど。
くだらない陰謀論を唱えるよりは、「選挙準備でストレスがたまり、つい判断ミスしてしまった」とか言って同情を引いたほうがマシだろう。優しい支援者がユンケルでも差し入れてくれるかもしれない。ファイト!いっぱーつ!(←それはリポビタン)

「ハイリスク・ノータリン」とは、実は私自身かつて使ったことのあるジョークだったので、ブログ内検索で引っ張り出してみた。
ハイリスク・ノータリン - kojitakenの日記

なんとこれが陰謀論批判だった。

いうまでもなく、不正な手段によらずして、ローリスク・ハイリターンなどあり得ない。だが、陰謀論を簡単に信じてしまう管理人さんは、「魔法の杖」(注:FX投資)をも簡単に信じてしまった。こういうダマされやすさが、陰謀論者の陰謀論者たるゆえんなんだなあと感心したが、その後のエントリを見ると、早くも変調に泡を食っているさまが哀れだ。こういう人が新自由主義者の食いものにされるのだ。

こうして気の毒なブロガーをさらしものにする私を非難するむきも多いだろうが、こういう問題に関しては、見て見ぬふりをする方がよほど悪質だろう。悪いことは言わない。深手を負わないうちに、無謀な投機は止めるべきだ。このままだと、あなたは「ハイリスク・ノータリン」の汚名を着ることになるだろう。

当該エントリからリンクを張ったブログは、しばしば私に悪態をついていたのだが、その後ブログを閉鎖してしまった。おそらく投機に失敗して、ブログどころではなくなったのだろうと邪推している。

SUMITAさんは書く。

さらに事態を複雑にしているのが、2ちゃんねる系も含めてネット上に棲息している城内実シンパだろう。主君の傷口がさらに拡がってしまうことを知ってか知らずか、城内実の家来(「城内実後援会スタッフ」)が眞鍋かをり中傷ネタをネットに書き込んでいたことが明らかになっている。それ以外にも、中傷やら陰謀論が自らのシンパによって生産されていくのを、城内実本人及び側近は(原理的に言っても)コントロールできないだろう。そもそもそれは自業自得なのだが、城内実についつい同情してしまいそうにはなる。

城内実は、落選後間もなく「STOP THE KOIZUMI」に賛同の年賀メッセージを送った(2006年)。現在エキサイトのサーバメンテのためアクセスできないが、メッセージはまだサイトに残っているはずである。

誰も指摘しないのだが、私はこの年賀メッセージがネットの左翼勢力の間で城内実が人気を得る原動力になったと考えている。なぜ誰も指摘しないかというと、もうずいぶん昔から「STOP THE KOIZUMI」の主宰者がネット左翼の間で激しく嫌われてきたからだ。たとえば喜八は、http://kihachin.net/klog/archives/2009/07/nita_knn.html で、私のほか3人のブロガーを当てこすって、

著名ブロガー「テサロニケ」さんとも似通う点があるかも・・・

と書いている。しかし、その喜八が城内実を応援するようになったのは、私見では「テサロニケ」氏抜きにはあり得なかった。

そして、ネット左翼の中でも城内実を応援する人たちには、陰謀論に傾きやすい傾向が強かった。彼らが今、「主君」たる城内実の傷口をさらに広げるべく、眞鍋かをりさんを誹謗中傷し、陰謀論をネットに撒き散らしている。すべては、「悪徳ペンタゴン」の仕業なのであろう。

それもこれも、次の総選挙で当選するためにネットの左翼勢力を取り込もうとした城内実の自業自得であるのは確かなのだが...