kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ネオリベブログ界に新星現る

『愛国を考えるブログ』が彗星のように現れたのはいつ頃だっただろうか。最初、もらったコメントだったかTBだったかで罵倒された時には爆笑してしまった。それほどインパクトが強かった。現在ではかつての輝きは失われたが、城内実のブログにTBされているので、そこからたどることができる。

『愛国』は極右を騙るトンデモブログだが、小泉純一郎の退陣後衰退の一歩をたどっていたネオリベブログ界にも、輝かしい新星が現れた。

『日本経済をボロボロにする人々』である。最近、Google検索でちょくちょく引っかかるようになった。ライブドアブログだが、FC2カウンタが取り付けられていて、累計で50万件近くを記録しているが、なんと昨日(10日)1日だけで、2万3千件以上のアクセスを記録している。私が運営している『きまぐれな日々』は、4年間地道に更新してきて、累計アクセス数は490万件強に達しているけれども、これまでに記録した1日の最多アクセス数は1万7千件強である(昨年8月31日)。『日本経済をボロボロにする人々』のパワーには恐れ入る。

ブログ主によると、下記エントリがライブドアポータルサイトで注目ブログランキングにて紹介されたため、このアクセス数になったのだという。恐るべしライブドア
http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65458399.html


上記エントリでブログ主は、日本の「世界一高い法人税」を攻撃しているが、上記エントリはライブドアポータルサイトで取り上げられただけあって、まだしももっともらしい体裁をとっているが(内容はひどいものだが)、ブログ主の思想を知るのにふさわしいエントリがたくさんあるので、いくつか例を挙げる。


http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65464549.html より。

 もし前原か岡田が民主党を立て直したいのなら、まず小沢みたいなバラマキ選挙対策にしか興味のない政治家を絶対に重役に据えないこと。そして消費税を上げる代わりに、その他税金の累進を緩和すること。社会主義者達が弱者いじめだとか馬鹿騒ぎするかもしれないが、八ツ場ダムの時にも見せたような一切ブレない態度を見せればいずれは黙り込む。そしてこう言ってやればいい。「金持ちを貧乏にすれば貧乏人は更に貧乏になりますよ」と。そして説得力のある説明をテレビでどうどうと言えれば、格差シンドロームに洗脳されているアホな国民も変化するかもしれない。

(中略)

 自民党も谷垣を早く失脚させて、河野あたりのアクが強くてやる気の充満している若い政治家がトップに立たないと、参議院選挙で運よく勝ててもすぐ凋落するかもしれない。


このブログ主にdisられているうちは、菅直人谷垣禎一も安泰だろう。

しかし、最新のエントリを読んで、不安にかられた。


http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65466992.html

 菅がいろんな意味で左寄りであるのは確かだし、辛光洙シン・グァンス)を釈放することに署名したことも事実であり反省させるべき個所ではある。しかし国旗国歌も法案化に反対した過去についての批判はどうでもいい話だ。そんなことで保守層の支持が得られると思ったら大間違いだ。
 二人の考える保守とは、小さい政府などの市場経済を重視する政策のことではなくて、軍備増強や国家に誇りを持たせる教育など、そういう方向の保守のことを言っているのだと想像する。少々この二人は感覚がずれている。
 今一番やるべきは個人の努力が報われやすい税制改革や柔軟な雇用制度の構築のはずで、国旗国歌なんて二の次である。


うーん、これでは小泉信者と安倍・麻生信者の内ゲバになり、自民党が注目されてしまうではないか。その展開は面白くない。

いや、こういう内ゲバは、自民党政権時代にこそ大いにやってほしかった。今となっては、小泉一派と安倍・麻生一派は一緒に沈んでほしいんだけどな。