kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

自民党総裁選、野田聖子出馬断念か

報じられる自民党総裁選の野田聖子出馬阻止への動きは呆れ返るばかりのもので、元「保守本流」の谷垣禎一岸田文雄らが率先して安倍晋三の走狗となっているのだからどうしようもない。野田出馬の仕掛人は、2012年に谷垣禎一に見切りをつけて人望のない石原伸晃を推して大失敗した古賀誠であり、読みの甘いこの男のもくろみなど成功するはずがないのである。昨日(9/7)になって、報棄てが野田出馬もあり得るみたいなことを言っていたが、早くから野田聖子出馬を煽っていたTBSの『NEWS23』は、野田出馬は困難として白旗を掲げていた。

野田聖子は間もなく、午前8時に記者会見を開き、出馬断念を表明すると見られる。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK07H8Q_X00C15A9000000/

自民・野田前総務会長が8時に会見 総裁選対応巡り
2015/9/8 2:23

 8日告示の自民党総裁選への出馬を目指す野田聖子前総務会長の事務所は8日未明、同日午前8時に国会内で記者会見を開くと発表した。野田事務所は「総裁選に出る出ないに関わらず会見を行いたい」としている。

日本経済新聞より)


それにしても、ここまで強権的な自民党総裁、それにごく少数の者(野田聖子尾辻秀久村上誠一郎ら)を除いて誰も逆らえない自民党の姿がかつてあっただろうか。比較できるのは、せいぜい2005年の郵政総選挙に大勝した直後の小泉自民党くらいのものだろうが、当時の小泉純一郎と比較しても安倍は格段にひどい。

これには何と言っても衆院選小選挙区制を導入した「政治改革」の誤りの影響が大きい。

また、「安倍談話」に「4つのキーワード」が入っただけで喜び、「談話は無難な言葉を使っているから批判は難しい」などとほざいた「リベラル」の罪も重い。「軍事介入宣言」にほかならない「積極的平和主義」のどこが「無難な言葉」なものか。

ともあれ、日本の前途は暗くなる一方だ。