http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012090101001886.html
谷垣氏、出馬断念の可能性 古賀氏が2日にも要求
自民党の谷垣禎一総裁は2日にも、26日投開票の総裁選への出馬について出身派閥である古賀派の古賀誠会長と都内で会談し、協力を求める。古賀氏は今国会中に衆院解散に追い込めないことなどを理由に谷垣氏に出馬辞退を迫る考えだ。谷垣氏は出馬断念に追い込まれる可能性が出てきた。1日、関係者が明らかにした。
谷垣氏が出馬断念に追い込まれれば、野田佳彦首相の今後の政権運営にも影響を与えそうだ。
谷垣氏に対しては、早期の衆院解散を実現できていない上に、消費税増税をめぐる民主、公明との3党合意を批判した中小野党提出の首相問責決議に賛成したことに党内から批判が高まっていた。
2012/09/02 02:09 【共同通信】
7月に谷垣禎一の再選を支持する発言をしていた森喜朗も、今日のテレビ出演(テレビ朝日)で前言を撤回した。シンキローはその一方で、安倍晋三の出馬にも釘を刺していたが、石原伸晃がシンキローの本命と見られる。
ところで不思議なのは、
早期の衆院解散を実現できていない上に、消費税増税をめぐる民主、公明との3党合意を批判した中小野党提出の首相問責決議に賛成したことに党内から批判が高まっていた。
とかいう「党内の声」だ。解散の日程は総理大臣の専権事項だから谷垣の責任は問えないし、問責決議に賛成しろと谷垣執行部を突き上げたのは、事後になってそれを批判しているのと同じ人なのではないか。
要するに、彼らにとっては「谷垣下ろし」さえできれば理屈はどうでも良かったのである。
もっとも逆転の一手もある。谷垣以外の誰が後継総裁になっても困るのは「野ダメ」(野田佳彦)だろうから、「野ダメ」が今国会の会期末に衆議院解散を断行することである。だが、「野ダメ」は間違ってもそんなことはやらないだろう。