kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ユニフォームで勝つ阪神、負ける横浜?

名古屋で3連敗を喫した時にはすっかり勢いがしぼんでいた阪神だが、復刻ユニフォームで横浜に3連勝、一方首位だった巨人が名古屋で3連敗して3位に転落、阪神が二部リーグ首位争いを一歩リードした。神宮や横浜では簡単に負けるくせに、名古屋では相手が阪神だろうが巨人だろうが異常に強い中日も不思議な球団だが、なんといっても目を引いたのは横浜投手陣を粉砕した阪神打線のど迫力だ。

阪神の復刻ユニフォームは、一リーグ時代の1948年当時のものだという。一リーグ時代の阪神−巨人戦は、通算で阪神が一つだけ勝ち越していたはずだ。つまり、阪神が球団史上もっとも強かった時代のユニフォームといえる。

一方の横浜は、横浜大洋ホエールズ時代のユニフォームを着ていた。1985年に阪神が優勝した時、バース、掛布、岡田らに投手陣が打ち込まれた時代のユニフォームだ。

今でも覚えているのは、あの年の6月、阪神北別府学川口和久らの広島投手陣に抑え込まれて打撃不振に陥っていた時期に乗り込んだ横浜スタジアムで、3試合連続で猛打を爆発させて圧勝した3連戦である。あの時、初戦と2戦目で10点ずつを取った阪神だが、3戦目は二桁得点に1点及ばない9点だった。

今回の3連戦で阪神は、あの時にさえ達成できなかった3試合連続二桁得点を記録したのだが、横浜はなんであんなユニフォームを選んだのだろうかと思う。あのユニフォームを見ただけで、阪神に勝てる気が全くしなかった。せめて、橙と緑の川崎球場時代の復刻ユニフォームを着ていれば、横浜打線も反撃できたのではないかと思えてならない。