kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

パは一転ソフトバンクにマジックが移動してあと「2」、セは首位中日の自力優勝が消滅

プロ野球だが、パシフィックリーグでは全勝マジックが出ていた西武がホーム最終戦楽天に敗れ、ソフトバンクがロッテに勝ったため、ソフトバンクに3連敗する前には優勝が確実視されていた西武のマジックが消え、マジックがソフトバンクに移動し、残り2試合でマジック「2」が点灯した。1試合で有利不利がひっくり返るところが終盤戦の怖いところだ。

一方、セントラルリーグでは3位阪神が首位中日に勝ってナゴヤドームでの連敗を「5」で止めるとともに、最下位横浜に敗れた巨人と入れ替わって2位に浮上した。とはいえ阪神も巨人も中日に2.5ゲーム差をつけられており、苦しいことに変わりはない。

しかし、この試合で阪神が勝ったことによって、首位・中日の自力優勝が消滅したのである。つまり、中日は残り3試合を全勝しても、阪神が残り10試合を全勝すると阪神に1ゲーム差をつけられて2位に終わる。普通なら阪神に全勝マジック「10」が点灯するところだが、そうならないのは、巨人が阪神戦2試合を含む残り8試合に全勝すると、阪神を勝率で上回るからだ。しかし、その場合でも中日が残り3試合を全勝すると、巨人は中日に追いつけないので、現時点では巨人にも自力優勝はない。つまり、現在セントラルリーグ自力優勝の可能性を失っていないのは阪神だけなのである。それなのに阪神にマジックが出ないところが面白い。阪神は、今回の中日3連戦の初戦に勝てばマジック「10」が点灯していたので、3連戦では初戦がもっとも重要だったのだが、そこは抜かりのない中日・落合監督は、もっとも頼りになるチェンを初戦にもってきて阪神を零封した。なお、実は2週間前に行われた甲子園の阪神−中日戦、例の阪神が野手を使い果たしたうえブラゼルが退場になって投手が外野を守った試合の引き分けで、中日の自力優勝は一度は消滅していたが、翌日阪神が負けたので中日の自力優勝が復活していたのだった。

さらに、実は今日巨人が勝っていれば、逆に中日が残り試合を全勝しても、巨人が全勝した場合を上回れず、中日は首位でありながら巨人・阪神の両球団に対して自力優勝の可能性を失うところだった。ここらへんがマジックナンバーの面白いところだ。週末に中日が苦手のロードで横浜かヤクルトのどちらかに負け、巨人が来週の阪神2連戦を含む試合を負けなしで勝ち進むと、今度は巨人にマジックが点灯することになる。

私としては、巨人と阪神の少なくともどちらかが連戦連敗を重ねて*1ヤクルトに抜かれることを希望するが、残念ながらそんな可能性は万に一つもないだろう。

*1:できれば両方とも、と言いたいところだが、阪神と巨人の直接対戦があるのでそれは不可能である。