kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

阪神が敗れ、ついに「全勝マジック」に

プロ野球二部リーグは、負ければリーグ優勝の可能性が消える巨人が、残り9試合でマジック「8」を出している阪神に勝ち、巨人は優勝消滅を免れたが、阪神は残り8試合でマジック「8」の全勝マジックとなった。

思えば24年前には、広島が「全勝マジック」に追い込まれてから勝ち続け、残り2試合を残していた巨人が、神宮でのヤクルト戦で槙原がブロハードに逆転2ランを喫して敗れ、1敗の余裕ができた広島が逆転優勝を飾った。広島は、巨人から金星を挙げたヤクルトを神宮球場で破って優勝を遂げたのだった。

今年、ヤクルトのCS進出の可能性はもうすぐ完全に消滅するが、中日の残り1試合はそのヤクルト戦。ナゴヤドームでの試合だが、巨人も阪神も2勝10敗とカモにされたこの球場で、ヤクルトは5勝5敗1引き分けの五分に渡り合っている。

そんなチームに限って胴上げを見せつけられるのではないかという気もしなくはない。1986年にも、ヤクルトは巨人にカモにされていたが、広島には12勝14敗と善戦していた。しかし、ヤクルトにはそんな懸念を吹き飛ばして、もう一泡吹かせてもらいたいものだ。ヤクルトは巨人・阪神とも1試合ずつを残しているが、これらの試合にも勝ってほしい。巨人や阪神の事情など知ったことではない。彼らは鬼門での試合を強いられる上、さらに1勝分のディスアドバンテージを背負うという大逆境を克服すべく奮闘すれば良いだけの話だ。両チームとも打線の爆発力があるから、日本シリーズ進出は決して不可能ではない。

もっとも、その前に甲子園だか東京ドームだか知らないが直接対決がある。巨人と阪神クライマックスシリーズで対戦するのは史上初、これぞナベツネが熱望していた顔合わせだろう。ただ、それが第1ステージになろうとはナベツネは思わなかったかもしれないが。