kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

週刊誌が盛り上げない「反石原」の機運

小沢だ反小沢だのの話題に食傷している私は、最近週刊誌を立ち読みしないし、それどころか新聞に載っている週刊誌の広告も無視しているのだが、それにしても最近の週刊誌に関する大きな不満は、4年前の東京都知事選前に『週刊現代』や『サンデー毎日』などが大々的に張った「反石原キャンペーン」がほとんど見られないことだ。

4年前には大バッシングを受けた石原慎太郎の支持率が下がってさしもの石原も音を上げ、三選出馬表明直後には、あの石原が一時しおらしくしていたほどだ。石原の盟友・老害佐々淳之が「反省しろよ慎太郎、だけどやっぱり慎太郎」などという不快指数100超のキャッチフレーズを編み出し、その前年あたりに「護憲派」をアピールしていた尻軽女・藤原紀香を石原応援団につけるなどして石原人気の盛り返しに成功し、石原は対立候補浅野史郎氏、吉田万三氏、黒川紀章氏らを破って圧勝した。

今回は、石原が出馬するかどうか微妙と見たためか、それとも「小沢vs反小沢」の方が売れるためか、週刊誌は石原に脅威を与えることさえできずにいる。

都知事選には東国原英夫の立候補が確実視されているが、気になるのは東国原・橋下・河村の「アホの枢軸」*1が成立するかどうかだ。

これまでの橋下の行動パターンから見ると、勝算があると見ると動くが、そうでなければ動かない。民主党に猛烈な追い風が吹いた一昨年の総選挙では、それに埋没すると見て動かなかったが、昨年来河村たかしが主導した名古屋市議会のリコール運動には積極的に加担した。

もし橋下が動けば、連動して河村も動くだろう。この場合、石原は勝てないと見れば四選出馬をしないのではないかと思う。逆に橋下が動かなければ河村も動かず、石原が四選を目指して出馬して東国原を大差で破るだろう。

いずれにしても、現時点では「○東国原−その他●」か、「○石原−東国原その他●」の勝敗しか想像できないのだ。

蓮舫は出ても勝てない。昨年秋までなら勝てた可能性があるが、今となってはそうはいかない。民主党は誰を立てても勝てないが、もし誰かを立てた場合、それは即石原慎太郎なり東国原英夫なりを援護するものになる。もっとも、今の民主党ならそれをやりかねないが。

民主党はあきらめて自主投票にすべきだ。全責任を菅直人にかぶせて、首をすげ替えるほかなかろう。