kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「菅降ろし」を煽る原発推進派にして鳩山由紀夫のブレーン・寺島実郎の醜悪さ

TBSの「サンデーモーニング」より。
「菅降ろし」の政局話になり、毎日新聞岸井成格が「不信任案は出せない」と断言し、参院議長の西岡武夫を厳しく批判した。岸井は、不信任案に賛成する民主党議員はどう計算しても50人いかないから不信任案は出せないと指摘。また、西岡は参院議長であり、不信任案という衆議院の専権事項に口出しする資格もなければ、三権の長が他の三権の長の首を切る権限もないと言っていたが、概ね同感だ。岸井の発言に同感するなど、震災前には考えられなかったが、それというのも、商売目的とはいえ岸井が「脱原発」に転向したためだ。

一方、震災によって「原発推進派」としての見えも隠れもない正体が露呈した寺島実郎は、岸井に反論する形で「菅降ろし」を煽った。寺島は、原発冷却の「Bプラン」に言及していたが、寺島が今なお鳩山由紀夫のブレーンであることがよく伝わってきた。鳩山は「地下原発推進議連」に名を連ねるなど、筋金入りの原発推進論者の旗印を鮮明にしてきている。少なくとも「小鳩派」の「鳩」は、紛れもない原発推進勢力だと言わざるを得ない。

ただ、寺島の主張のうち、現在の東電をそのまま温存してはならないという点だけは正しく、金子勝はまずそれを評価する発言をして寺島の発言を引き取ったあと、痛烈な自公批判を行って、寺島の妄論を暗に批判した。昨日の日記でも金子勝の下記Twitterを紹介したが、テレビでもその通りの発言をした。

http://twitter.com/#!/masaru_kaneko/status/71317703679422464

政治は複雑…。菅政権が東電責任論を強め、原子力依存の見直し、電力改革に傾斜するにつれ、慌てて自民・公明両党は菅首相不信任決議を急いでいます。特に自民党は東電から政治献金をもらい続け原発推進政策だった。東電救済、電力改革潰し?不信任出すなら、まず謝罪と反省をし改革案を示すべき!

http://twitter.com/#!/masaru_kaneko/status/71617562282164225

エネルギー計画の見直し、発電・送電の分離、保安院見直し等が俎上に上れば、過去の自公政権原子力行政の問題点が露呈します。東電はデータ隠しをできても、少なくとも国会議事録は隠せません。だから自公は菅政権打倒なのです。もちろん、菅首相が事故調査委から脱原発派を排除したら打倒です。

なお、昨日も書いたが、金子勝の自公に対する批判は、そのまま小沢一郎に対しても当てはまる。