kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

あれ、週刊現代が小沢一郎を批判?

最近、週刊誌を立ち読みする習慣がほとんどなくなっているが、「週刊ポスト」など惨憺たるありさまみたいだ。飯田哲也氏が怒っている。

@iidatetsunari 飯田哲也
tetsu iida@ISEP


週刊ポストがまた詭弁記事6/10号。孫正義氏(@masason)も引用した『風力・太陽光信者を冷静に論破』。まったく論破されてないがまた粉砕するか。しかしISEPや飯田の名前を特定せず、自分は「本誌」と匿名に逃げ、安井至先生や斉藤浩海東北大教授を防波堤にするのは官僚と同じ狡い姿勢


たまたま今週号の「週刊ポスト」は手に取ったけど、見出しだけ見て記事は全く読まなかった。「週刊ポスト」は再生可能エネルギーの推進に反対する週刊誌だという頭があるので、わざわざ記事本文を読む気にもならない。「電源三法交付金」が流れ流れて小学館に行き着いたのかと思えるほどだ。


週刊現代」は反原発派で、職場の同僚によると売り切れていることが多いというのだが、こちらも扇情的な記事が多い印象で、手に取ってみる機会はほとんどない。もっとも、売り切れていてあまりに目にしないだけなのかもしれないが。

その「週刊現代」の先週号だと思うが、こんな記事があったらしいことを、あるブログ*1経由で知ってあれっと思った。

被災地でやればどう? 小沢と渡部恒三と前原がKYすぎる「合同誕生会」
週刊現代」6月4日号 64ページ<東北出身の小沢一郎渡部恒三両議員の誕生日は、同じ日の5月24日ですので、この機会に両議員を招いて、「新しい東北の誕生」 に向けて一致団結し……>

 これは、5月12日に民主党議員に配られたペーパーの一節。「新しい東北の誕生に向けての集い」と称しているが、何のことはない。小沢・渡部両氏の合同誕生会のお知らせである。

 小沢氏は1942年生まれの69歳、渡部氏は1932年生まれの79歳。両者はかつて盟友関係にあったが、党内政争の中でいつしか険悪となり、「誕生会」も'08年を最後に中断されていた。

 それが、いったいどういう風の吹き回しで、老人同士が再び集まって誕生日を祝うことになったのか。「小沢氏側近・山岡賢次氏が渡部氏に話を持ちかけた。当初、渡部氏は 『やりたくない。断る』 と言っていたが、突然、折れて合同誕年会を了承した。『小沢君が憐れでねえ』というのが、心境の変化の理由だそうです(民主党ベテラン議員)

 渡部氏によれば、「小沢君は終わった。それが分からないんだから憐れでならん」という。確かに最近の小沢氏はすっかり影が薄い。政治資金規正法違反の裁判では、「小沢氏サイドに計1億円の裏献金をした」との証人が現れ、苦戦中だ。「菅首相に造反し、自民と組んで内閣不信任案を通す工作をしようとしたが、80人は必要なところ、いまだに30人にも達していない」(民主党中堅議員)

 そこにつけ込み、同じく鳴かず飛ばず前原誠司前外相を世話人に引き入れ、存在感を示そうというのが黄門様の狙いのようだ。
「渡部氏は福島の原発を推進した張本人で、各方面から非難を浴びている。そのため、他に仲間が欲しくて前原氏にも声をかけた。前原氏は当初、『嫌です』とダダを捏ねていたが、渡部氏が『お前もくすぶってる立場じゃないか。たまには出て来い』と説得したのです」 (前出・ベテラン議員)

 要するにこれは、“窓際族”が傷の舐め合いをする会なのだ。そんな非生産的な会合なら、いっそ福島県内で開催し、呼びかけ文にある通り、「風評被害を吹き飛ばす」ために3人で身体を張ってみたらどうか。


「KY」といえばご存知安倍晋三の代名詞で、つい最近も海水注入問題でKYぶりを晒したばかりだが、小沢一郎渡部恒三前原誠司の3人も安倍のお仲間に加わったらしい。

週刊現代」は、「お誕生日会は福島で開け」と書いているが、本当にその通りだ。この誕生日会については、岸井成格でさえテレビで「いったい何やってるんだ」と言っていたが、岸井に「正論」を吐かれてしまう小沢、渡部、前原の3人は処置なしだ。


それはそうと、私が意外に思ったのは、「あれっ、週刊現代って前から小沢一郎に批判的だったっけ?」ということ。

朝日新聞週刊朝日のように、日刊ゲンダイ週刊現代では論調が違うのかもしれないし、それとも最近になって週刊現代小沢一郎も批判するようになったのかもしれないが、最近週刊現代を立ち読みする習慣がすっかりなくなった私には、そのどちらであるかは、もはやわからないのだった。