kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

橋下! 小沢一郎にひれ伏したかいがあったな!

「小沢 橋下」でググると、私が書いた記事とそれを陰謀論掲示板「阿修羅」に誰かが転載した記事が合わせて上位10件中5件も表示されるが、それ以外の記事で、下記が気になった。


地方分権で橋下・小沢会談、橋下のひれ伏しよう: まるこ姫の独り言


以下引用する。

民主党小沢一郎代表代行は4日午前、大阪市内のホテル
橋下徹大阪府知事と会談し、党がマニフェストの軸に据える
地方分権改革をめぐり意見交換した


橋下知事が、大阪のホテルに小沢代表を迎え入れている動画
を見たが、橋下知事、やけにヘコへコしていた。
前に、民主党にて原口議員と会談をした時には、原口議員のへ
コヘコ振りに、もっと毅然とした態度を取れよと、呆れてしまった
が、今度は橋下知事がヘコへコ
やはり、今の力関係でこれだけの差になるのかと(笑)


橋下知事も報道陣の取材に応じ、「霞が関の仕組みを根本的
に変えるという強い意気込みを聞いた。最終的な国の形のゴー
ルは同じ。小沢先生の迫力はすごい」と述べた。


多分、橋下知事鳩山代表と対談しても、今のヘコへコ具合に
はならないだろうと考えたら、小沢代表代行の力は、すごいもの
があるのだろう。
だからこそ、官僚は必死で小沢秘書追い落としに血道を上げた
のだろうと、そして小沢代表代行のイメージダウンを狙ったのだろ
うと、結局はそこに行き着く。


地方分権も、道州制も、地方への税源移譲の進め方についても、
霞ヶ関の仕組みを根本体に変える」 事をしない限り、変わらな
い問題なのだろう。
自民党の言うように、一つ二つ表面的に変えても、解決するよ
うなそんな簡単な問題ではないと思う。
それほど、この国のシステムは疲弊をしてしまった。
この国のありよう、システム、土台を、根本から考え直さないと
もう、先へ進む事さえ出来なくなってしまったのではないか。
自民党政権のやってきた改築、増築では、駄目なのだ。


やはり、小沢代表代行の底力はすごい。
一時は、政治生命もこれまでかと思っていたが、選挙へ向けて裏
方に徹している今の姿は頼もしい。
女性受けは悪いかも知れないが、この人の破壊力には感服する。
あの生意気な、鼻高々の橋下がひれ伏すように映るとは。
独りよがりで申し訳ないけど、ちょっぴり溜飲が下がった。
私達は、とにかく投票をする事だ。国民から維新を、風を起こそう。


裁判員裁判が全国初東京地検でスタートしたが、民主党は、取
調べ全過程可視化をマニフェストに入れている。
一方、自民党は慎重論が根強く、マニフェストにも裁判員制度に、
関する記述は一切ないと言う。


これは一昨年の「政権交代総選挙」直前に書かれた記事で、当時の「政権交代ブーム」の熱気が伝わってくる。

この当時、橋下が自公を「裏切って」、民主党にすり寄ってきたのに対し、この記事中にも名前の出てくる原口一博などは揉み手をせんばかりに橋下にお追従を発しまくっていたのだが、対小沢となると橋下の方が低姿勢だったという。

ブログ主はそんな「力関係」に溜飲を下げていたのだが、2年後の今にして思うのは、「橋下! 小沢にひれ伏したかいがあったな!」ということだ。

独裁者は自らに尻尾を振ってくれる人間を好む。小沢一郎はその典型だから、周囲から有能な人間は誰もいなくなり、「ソンタクズ」だけが残っている。しかし、大人気の橋下徹が自分に尻尾を振ってくれた好印象が残っているから、いかに小沢自らが支援した河村たかし一派(「減税日本」)に橋下が冷たくしようが、「橋下とはつかず離れずでいけ」という指示を側近に下す。

ネットでは異端のように思える「オザシン」こと「小沢信者」だが、かなりの数の週刊誌が小沢一郎びいきの論調をウリにしていることからもわかるように、世間一般でも小沢一郎シンパの占める割合は決して少なくない。私の周囲の人間が普段発している会話から判断して、その割合は一昨年秋頃と比較して大きく低下してはいるけれども、それでも小沢一郎には根強い人気がある。

その小沢一郎に敵対的な態度をとられなかっただけでも、橋下徹と「大阪維新の会」のダブル選挙の得票はずいぶん違ったものになるんだろうなと思う。


橋下にとっては、一昨年小沢一郎に対して低姿勢をとったのは大正解だった。