立民支持を標榜しているnaoko氏だが、どうにも引っ掛かるツイートが多い。ツイッター政治おじいちゃんお化け氏に対する反応もその一例だ。
岸田総理になって対自民というより、いかに維新の増長を止めるかという局面がより強くなってきており、政権政党こそ違うが、2012年辺りの橋下ブームの頃に似た感覚を持つ。
— ツイッター政治おじいちゃんお化け (@micha_soso) 2022年2月5日
維新の野党第一党化を何だかんだで止めた野田佳彦と、維新に乗っかろうとした小沢一郎。配役を替えてこの劇は繰り返される?
小沢さんは維新に乗っかろうとしてましたっけ?
— naoko (@konahiyo) 2022年2月5日
してましたよ、露骨に。
2012年の衆院選前、小沢一郎は橋下と維新に秋波を送り続けていた。しかし、故岸井成格がナベツネとおぼしき人間から得た情報によると、その裏で小沢はとんでもないことをやらかしていたらしい。以下弊ブログが9年前に公開した記事から引用する。2012年の衆院選で維新が大躍進を遂げた翌年、2013年6月13日、つまり維新が8議席を獲得して公示前勢力の3議席から大きく増やした参院選の1か月前ではあったが、従軍慰安婦をめぐる橋下の失言などから維新が大きく勢いを落としていた時*1 *2に公開した記事だ。
以下引用する。
(前略)岩見隆夫と同業の政界遊泳記者である毎日新聞前主筆の岸井成格によると、小沢が嘉田由紀子を党首にして御輿を担ごうとした「日本未来の党」方式を、橋下との連携で用いるつもりだったらしい。ところが「剛腕」とやらの小沢は、保険のために石原慎太郎にも声をかけていたらしい。「総理になるラストチャンスですよ」とか何とか言って。つまり、小沢は橋下と石原の二股をかけていた。その情報をかつての同志・亀井静香から伝え聞いた石原は小沢に激怒した。だから記者会見で小沢をさんざんこき下ろしたあげく、橋下と連携したのだという。橋下にも石原にも振られた小沢は仕方なく「橋下の代わり」に嘉田由紀子に声をかけたというわけだ。岸井は上記の情報をどうやらナベツネから得たらしい。ネタ元は下記の佐高信と岸井の政界漫談本である。
上記から推測して、小沢一郎が石原慎太郎に対して言ったのと同様に、「橋下さんを総理大臣にしてあげる」と口説いたことは99%間違いあるまいと私は推測している。「薄汚い」を通り越して「どす黒い政治屋」としか言いようがない。橋下が凋落した今、小沢は口を開けば「私の考えは橋下市長と基本的に同じだ」と言っていたことについて何らかのコメントをすべきである。もちろん飯田哲也も同罪だ。飯田はTwitterを見る限り、橋下暴言問題に関して沈黙を通しているようだ。(後略)
出典:https://kojitaken.hatenablog.com/entry/20130613/1371081242
naoko氏はこの程度のことは頭に入れておくべきではなかろうか。
なお、2009年の「政権交代選挙」の少し前に橋下一派が国政選挙に参入するのではないかとの観測が一時流れたが、当時の民主党(代表・鳩山由紀夫)がそれになびいたことも指摘しておく。下記は当時メインブログとして使っていた『きまぐれな日々』の2009年7月9日付記事。
以下引用する。
(前略)asahi.comは、「鳩山代表、橋下知事に秋波 「非常に民主党に近い」」*3と題した、看過してはならない記事を掲載している(なお、このニュースはスポーツ紙が大々的に報じているようだ)。以下引用する。
鳩山代表、橋下知事に秋波 「非常に民主党に近い」
橋下徹・大阪府知事が8日、民主党本部を訪問し、同党の原口一博「次の内閣」総務相と意見交換した。橋下知事は同党の政権公約で国と地方の政策協議について地方に拒否権などを認めるよう要望。原口氏は前向きな検討を約束し、「人気知事」への配慮をにじませた。
橋下氏は会談で、民主党が国と300基礎自治体の「2層構造」構想を棚上げしたことについて「2層構造はおかしいと述べたら、素早く対応してくれた」と謝意を表明。「国と地方のあり方が根源的に変わる、統治機構のあり方をマニフェストに入れてほしい」などと求めた。
原口氏は会談後、記者団に「涙が出るくらい感激した。真剣に考えて具体的に提案し、戦略的にやっている」と激賞。鳩山代表も記者団に「非常に民主党に近い。私どもの地域主権の考え方を、道州制という方向で協力点を見いだしていけるのではないか。連携を取り合っていきたい」と秋波を送った。
その後、橋下氏は公明党にも同じ提案をした。北側一雄幹事長は「党のマニフェストの中にもしっかり反映できるようにしていきたい」と前向きな姿勢を示した。
(asahi.com 2009年7月8日20時48分)
やはり懸念していた通り民主党の鳩山由紀夫代表は橋下徹にすり寄った。鳩山氏というと、2000年の民主党運動方針案では「社会主義インターへの加盟を検討する」としていたはずなのに、2001年にコイズミ内閣が発足すると、コイズミとカイカク競争をする方針を打ち出し、コイズミに共闘まで呼びかけたことが苦々しく思い出させる。民主党の中でももっとも「小さな政府」寄りであるにもかかわらず、党内でももっとも「格差是正」を熱心に呼びかける鳩山氏(いったいどうやって格差を是正するんだ?)は、軽くて流行になびきやすい人物だと私は考えている。神輿を担ぐ小沢一郎にとっては、軽いのは都合が良いのかもしれないが、国民にとってはいい迷惑である。正直腹が立って仕方がない。(後略)
上記記事に記録した通り、2009年当時の民主党の鳩山=小沢体制も橋下にすり寄っていた。つまり、小沢・鳩山一派の親維新ネオリベ体質は一貫しているのである。これが当時から今に至るまで私が小沢・鳩山及びその一派を一切認めない大きな理由になっている。
なお当時の菅直人はどうだったかというと、最初に橋下の国政進出の観測が出た時一瞬すり寄ったが、トロイカの残り2人が橋下に固執し続けたのに対し、すぐに橋下ラブコール陣から外れた。しかし一瞬とはいえ橋下にすり寄った初動の拙劣さは非常に印象が悪かった。
ところで、naoko氏の下記ツイートにも私は怒り心頭に発した。
急転直下、維新と全面対決はよいですが、足元を掬われないように慎重にお願いします。党への影響もあります。
— naoko (@konahiyo) 2022年2月5日
大石さんをジャンヌダルクと持ち上げるのも、希望の党騒動の直前に小池さんを日本のメルケルになってと持ち上げたことに重なります。党の仲間を差し置いてと、少し冷めた気持ちになります。
大石晃子を小池百合子と一緒にするな! 何考えてるんだよ。
菅直人が一瞬小池を持ち上げたことに引き合いを出すなら、菅が2009年に鳩山・小沢につられて彼らと一緒に橋下に秋波を送ったことだろ。菅は反射神経が悪すぎるんだよ。
naoko氏のような立民支持者を見ていると、私は同党支持者のうち「自称中道及びそれより右」の人たちとはどうしても反りが合わないな、と改めて思う。
*1:たとえば下記日経記事(有料)を参照。https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS26014_W3A520C1PE8000/
*2:つまり維新は2013年参院選で躍進したものの、前年末の衆院選当時の勢いには遠く及ばない「しょぼい結果」しか出せなかった。
*3:https://www.asahi.com/politics/update/0708/TKY200907080336.html=リンク切れ。