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民主党の維新にすり寄る愚劣な「野党共闘」に「小沢一郎」の影? by 鈴木哲夫(呆)

数ある政治評論家の中でも、かつて右翼放送局・フジテレビ政治部に属していた経歴を持つ鈴木哲夫ほど愚劣な人間も少ないと思うが、この鈴木をdisるためにネット検索をかけてみたら、呆れ返るばかりの記事が見つかった。11月19日付の夕刊フジに掲載されていた。

小沢一郎氏 総選挙へ暗躍 維新・橋下氏、民主・前原氏と会合の情報も (1/3ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK

小沢一郎氏 総選挙へ暗躍 維新・橋下氏、民主・前原氏と会合の情報も

鈴木哲夫の核心リポート

 安倍晋三首相が衆院解散・総選挙を断行することを受け、野党各党は候補者の共倒れを回避するため、選挙協力を急いでいる。こうしたなか、最近では、すっかり影が薄くなった、生活の党の小沢一郎代表が水面下で激しく動いているという。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が緊急リポートする。

 解散風が吹きはじめてから、小沢氏は永田町から姿を消した。定例会見で17日、久々に姿を見せたが、一体、何をしていたのか。側近はいう。

 「小沢一郎は表に出ないときこそ動いている。野党の選挙協力のため、意外な人も含めて精力的に会合を重ねている」

 私(鈴木)が知る限り、年内解散に向けてどの政党よりも早く、一番厳しく指示を下ろしたのは、小沢氏だった。

 通常国会終盤の6月末、所属議員や落選組を集め、解散の時期を「年内」「来年の自民党総裁選前後」「再来年の春から夏」の3つに絞られたと分析。「年内選挙に向けて、地域活動を一生懸命やり、選挙運動を仕上げろ」と指示していたのだ。

 さらに、「次の選挙は野党が選挙協力しなければ自民党に勝てない。うち(=生活の党)の公認候補でも、世論調査で他の野党候補が上だったら、そっちに決める」と冷徹に言い渡していた。

 小沢氏は当時から野党共闘で動いていた。

 維新の党幹部は「民主党と一緒にやる方向で、旧知の輿石東副議長や細野豪志前幹事長らと会っていた。さらに、旧日本維新の会の若手議員との勉強会も重ねていた」という。

 そして、今回解散風が吹き始めると、小沢氏はすぐ動き出した。

 先週11日、永田町の一部で「小沢氏が、維新の橋下徹共同代表(大阪市長)と会ったようだ」という情報が駆けめぐった。橋下氏はこの日、平日にもかかわらず「公務が休み」だったため、真実味を帯びた。

 双方の事務所などは否定したが、小沢氏に近い財界人は「名古屋で会ったはず。選挙協力の形や、今後の新党構想などを幅広く話したはずだ。まだ、手の内を明かす時期じゃない」と語っている。

 さらに、永田町には「小沢氏が臨時国会中、民主党前原誠司元代表とも会合を持った」という情報もある。小沢氏と前原氏は天敵に近いが、「野党がバラバラの現状に危機感を持ち、接触した」というのだ。

 民主党地方組織幹部は「京都で会ったという情報だ。2人に近い財界人が『ここは知恵を出し合い、原点に返って非自民勢力の再建に手を結ぶべきだ』と口説いたと聞いている」と語る。

 小沢・前原会談の真偽について、当人たちは口を閉ざしているが、関係者は返答が微妙だ。

 「知らない。ないと思う」(小沢氏側近)

 「答えられない」(民主党の前原氏側近議員)

 小沢氏の野党共闘のシナリオについて、小沢氏側近はいう。

 「もちろん、新党が望ましいが、それが無理なら『オリーブの木』でも『選挙区ごとの共闘』でもいい。とにかく、野党が1つにならなければ、自民党には勝てない。小沢氏は各党の主要幹部と精力的に会って話し、流れを作ろうとしている」

 そして、これまでの小沢氏と違うのは「捨て身」だという。

 「小沢氏は、誰と会ったとか、これまで以上に一切言わない。それは、小沢氏が動いても、その存在が知れた段階で『小沢はノーだ』という声が出て、共闘話が壊れることを避けるためだ。小沢氏はそれでもいいと思っている。野党が新党などでまとまるとき、もし『ノー』といわれたら、自分だけ離れて無所属になってもいいと思っているようだ」(同)

 小沢氏にとっては「最後の仕事師」の覚悟かもしれない。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『政治報道のカラクリ』(イースト&プレス)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)など多数。

ZAKZAK 2014年11月19日)


鈴木哲夫の記事がどこまで本当かは知らない。おそらく、鈴木の妄想で大きく膨らませてあるとは思うが、それでも、維新に媚びへつらったあげくに自滅への道を歩んでいる民主党の「野党共闘」路線に、小沢が一定の影響力を与えた可能性は高いと思う。

なぜなら、一昨年の衆院選の前、小沢は維新(橋下)と「共闘」しようと躍起になっていたからだ。「私の考えは橋下市長と同じだ」というのが当時の小沢の口癖だった。そして、民主党代表の海江田万里はかつて小沢が民主党代表選で推した人間だし、小沢は民主党時代には前原誠司ともしばしば野合を試みたことがある。

小沢と前原の野合は、結局一度も成立しなかったが、2人とも本質的には右寄りかつ新自由主義色の強い政治家だから、立ち位置はお互いそんなに離れていない。ただ、双方の側近政治家たちが互いに相手陣営のボス(小沢と前原)を嫌い合っていたであろうことは想像に難くなく、それで野合ができなかったものと私は推測している。

小沢は、民主党入りしてから、その本性に反して、党内の旧社会党系の人間や社民党の政治家たちとよろしくやってきて、生活と社民の共同会派結成の話も出ていたくらいだったが、その小沢が最近になって「社共」という表現で社民党共産党を一括りにして切り捨てるかのような発言をして、某「小沢左派」のブロガーに衝撃を与えたことがあった。その記事を引用しようと思ったら、どうやら削除されてしまったらしく、見あたらなかったが。

まあ社民党民主党の旧社会党系政治家との仲は、小沢にとってはかりそめの姿であって、橋下や前原とつるむのが本来の「右派政治家」小沢一郎らしいあり方であろうとは思う。

いずれにせよ、維新(橋下や江田憲司ら)や維新とつるみたい前原誠司らにとってのみ都合が良く、民主党の党勢を削ぐ以外の何物でもない「野党共闘」に、小沢一郎が一枚噛んでいたのではないかとの疑惑は打ち消し難いのだ。

なお、鈴木哲夫の記事は、陰謀論の総本山・阿修羅掲示板経由で知った。下記リンク先を参照すれば、「小沢信者」の香ばしいコメントを拝むことができる(笑)

http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/741.html