http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120125-OYT1T01096.htm
池田名誉会長、脱原発依存提言へ…公明に影響も
創価学会の池田大作名誉会長は26日、東京電力福島第一原子力発電所事故を踏まえ、「原子力発電に依存しないエネルギー政策への転換を早急に検討していくべき」だとした「平和提言」を発表する。
創価学会を支持団体とする公明党のエネルギー政策論議にも影響を与えそうだ。
池田氏は「日本は地球全体の地震の約1割が発生し、津波に何度も見舞われてきた」と事故再発の可能性を指摘したうえで、再生可能エネルギーの導入に向け、「先駆的に取り組んでいる国々と協力」「コストを大幅に下げる共同開発」「途上国も導入しやすくなる技術革新」などを推進するべきだとしている。
(2012年1月25日23時20分 読売新聞)
池田大作の現況についてはとかくの噂があるし、これまで自民党と組んで原発を推進してきた責任はどうかとか、橋下との連携も関係してるんじゃないかとか、勘繰り始めればきりがないが、政治は結果であり、少なくとも何も言わないより少しでもマシな方向に方向転換するのは悪いことではない。いまだに原発に強くこだわっている「野ダメ」野田佳彦政権よりはるかにマシだといえるだろう。
思い起こせば、昨年の民主党代表選は、野ダメ対海江田万里という最悪の「原発推進派」同士の一騎打ちになった。他の3候補の中にも「脱原発」派は誰もいなかった。現在の「野ダメ」はもちろんどうしようもないが、海江田万里も経産相時代の昨年夏に玄海原発再稼働を強行しようとして菅直人に阻まれた。菅は、東日本大震災・東電原発事故以前には功績が一つもなかったが、原発政策を少しだけとはいえ見直そうとした*1のは数少ない功績だったといえるだろう。しかし、代表選で原発問題が争点にならなかったことには愕然とした。「これが民主党だ」と思ったものである。
それを思えば公明党の方がマシといえようか。民主党の政治家では小沢一郎がしばしば「脱原発」派であるかのような風評を手の者を使って流させるが、実際にやったことといえば自公の菅内閣不信任案提出を煽ったことと代表選で海江田万里を担いだことだけだった。東電原発事故発生直後に小沢は雲隠れして、「安否不明」と揶揄された。こんな人間があとから「脱原発派」面しても、それだけは認められない。