http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY201208250470.html
国会議員「原発ゼロ」支持42% 朝日新聞アンケート
2030年時点の原発割合など新しいエネルギー政策について、朝日新聞社は全国会議員を対象にアンケートを実施した。原発割合「0%」を支持する意見が全体の42%。民主党でも40%を占め、「脱原発」の志向が強まっていることがわかった。ただ、自民党はわずか4%にとどまった。7月下旬から衆参両院の721人に書面で質問し、25日までに記者会見などでの取材を含め計434人(60%)から回答を得た。
政権が示した30年の原発割合をめぐる三つの選択肢では、「0%」が42%、「15%」が11%、「20〜25%」が3%となった。東京電力福島第一原発事故を契機に、「原発ゼロ」への転換を目指す意見が目立つ。
(朝日新聞デジタル 2012年8月26日3時2分)
民主党議員の4割が「0%」を選択する一方、自民党議員の多くは「3択」を回避し、「その他」を選んでいる。まあこれはそんなところだろう。
小沢新党「国民の生活が第一」は回答した37人中34人が「0%」を選んでいるが(小沢一郎は回答なし)、それにもかかわらず下記のような珍回答が目立った。以下朝日新聞(8/26)3面掲載記事より。
(前略)「国民の生活が第一」は「10年後をめどに原発全廃」を掲げているのに、核燃料サイクルの廃止には慎重な議員が目立った。7割近い25人が「なお検討が必要」(牧義夫・幹事長代行)と回答。ほかの野党議員の多くが廃止を選んだのとは対照的で、党の脱原発方針との整合性が問われそうだ。
(朝日新聞 2012年8月26日付3面掲載記事より)
これはまた強烈な皮肉だが(笑)、どうしてこんな「珍回答」になるのだろうか。理由を考えてみた。
- 1991年の青森県知事選で現党代表の小沢一郎が「核燃サイクル推進派」の現職候補を「剛腕」を発揮して当選させた手前、核燃サイクルに表立って反対できない
- 人気取りのために「原発0%」と答えたものの、本音では原発推進派である
- そもそも「核燃サイクル」について何も知らない
いずれにしてもろくなものではない。小沢の「生活が第一」は「似非『脱原発』政党」とみなしても差し支えなさそうだ。