kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

惨敗してなおも橋下徹にすり寄る小沢一郎の「老醜」

小沢一郎一派に追い出された政治団体日本未来の党嘉田由紀子が代表を辞任するらしい。


http://www.asahi.com/politics/update/0103/TKY201301030170.html

嘉田氏、日本未来の党代表辞任へ 知事との兼務批判受け


 滋賀県嘉田由紀子知事は、兼務している政治団体日本未来の党」の代表を辞任する意向を固めた。4日の定例会見で明らかにする。共同代表の阿部知子衆院議員らに団体の運営を任せ、自身は顧問などの形で関わる見通し。6日に阿部氏ら政党「日本未来の党」公認で衆院選を戦った候補者らと開く会合で決め、20日の同団体の大会で正式に決定する。

 知事と代表の兼務をめぐっては、県議会が昨年12月26日、県政運営に支障を及ぼしているとして、兼務の解消を求める決議案を賛成多数で可決。嘉田知事は知事職に専念することで、県議会の批判をかわし、新年度予算を審議する県議会2月定例会を円滑に進める狙いがあるとみられる。

 嘉田知事は昨年11月27日、「卒原発」を旗印に掲げ、日本未来の党を結党。小沢一郎氏が代表を務めた国民の生活が第一などが合流を決め衆院選を戦ったが、惨敗した。その後、嘉田氏側と小沢氏側が代表人事をめぐって対立し、12月28日に分裂。党は生活の党に名称を変更し、離脱した嘉田氏は阿部氏とともに政治団体の「日本未来の党」をつくり、共同代表に就いていた。

朝日新聞デジタル 2013年1月3日18時11分)


一方、橋下徹が日本維新の怪の代表代行を辞任するという話は全く聞かない。週刊誌は新春早々、今年行われる参院選について「安倍か橋下か」などと煽っている。ふざけた話である。今年も週刊誌を買うことはほとんどなさそうだ。

その橋下に、衆院選に惨敗してなおもすり寄る醜態を晒しているのが「元剛腕」小沢一郎である。


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130102-OYT1T00296.htm

小沢氏新年会、出席者激減…「参院選にかける」


 生活の党の小沢一郎衆院議員は1日、東京都内の自宅で2年ぶりに新年会を開いた。

 小沢氏は「夏の参院選に勝負をかける」と述べ、参院選で与党の過半数阻止に向けた野党共闘に強い意欲を示したものの、衆院選惨敗で出席者は激減した。

 小沢氏は例年、記者団に公開していた自身のあいさつを今年は非公開とした。出席者によると、小沢氏は衆院選について「野田前首相による『自爆テロ解散』で大変だったが、自民党が大勝したわけではない。橋下(日本維新の会代表代行)と渡辺(みんなの党代表)に『一緒にならないと惨敗だ』と言ったのに、組まなかったので惨敗した。このままでは終われない」と語った。

 新年会には、生活の党などの現職議員十数人と、落選した元議員約20人が出席。民主党時代の2011年の新年会には約120人の議員が出席していた。

(2013年1月2日20時42分 読売新聞)


小沢一郎は、「老醜」「老残」といった言葉しか思い浮かばない醜態を新春早々晒したようである。「自民党が大勝したわけではない」というのは得票率はそんなに高くなかったという意味だろうが、得票率が少々低かろうが第一党が圧倒的な議席を得る選挙制度を作ったのも、そんな制度の元で所属する党を割って出て自ら惨敗への道を歩んだのも、いずれも張本人は小沢一郎である。ある「小沢信者」の代表的ブログに、こういうことは50〜60人の衆議院を当選させていたなら言えることであって、「くだらねぇ嘉田のBBA」と組んで大惨敗を喫した小沢が言えることではない、小沢は民主党日本未来の党(当時)が大惨敗したことを真摯に反省すべきだと書いていた。「くだらねぇ嘉田のBBA」云々の表現を別にすればその通りだろう。「環境派」の中でも以前から橋下と組むなどして浮き上がった連中だった嘉田由紀子飯田哲也らとさえ折り合いをつけられなかった小沢一郎一派に、今後再び「環境派」というか「緑の勢力」と組む可能性はほとんどないだろうし、万一間違って同じような試みをする連中が現れたとしても、昨年末の衆院選と同様の結果に終わることは火を見るより明らかだ。

そうなると、小沢一派の選択は、過去に連中が担いだ原発推進派の海江田万里が代表を務める民主党への復党におのずと限られてくるが、この道もハードルは限りなく高いだろう。

結局「敵失」に助けられた安倍自民党が、衆院選に続いて参院選にも勝利し、安倍晋三の辞任は政権運営に行き詰まっての「投げ出し」以外に考えられなくなってしまうのではないか。

今年も暗い1年になりそうだ。