kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

お笑い小沢一郎

記事を一読して笑ってしまった。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130921/stt13092113180000-n1.htm

小沢氏「民主中心に野党再編」


 生活の党の小沢一郎代表は21日午前、テレビ東京の番組に出演し、「もう一度、自民党に対抗できる政権の受け皿をつくって国民の支持を得ないといけない。私の最後の仕事にしたい」と述べ、政界再編に強い意欲を示した。

 そのうえで、政界再編の軸となる政党については民主党に受け皿の中心になってもらいたい」と述べ、期待を寄せた。

 一方、日本維新の会については憲法改正などで自民党と主張が近いとして「(野党再編の)受け皿に日本維新が丸ごと入ることはあり得ない」とした。

MSN産経ニュース 2013.9.21 13:16)


笑ったポイントは赤字ボールドにした2箇所。

まず、昨年の衆院選直前をピークとして、「小沢信者」たちが、黄色い声やどす黒い声を限りに張り上げて民主党を罵倒し、悪態をつきまくっていたにもかかわらず、小沢一郎自身が未だに民主党に未練たらたらであることが笑える。私は、2010年の民主党代表選で小沢が菅直人に敗れたあと、2012年の代表選で代表奪回を狙うんだろうなと予想していたが、配下の者たちが選挙の苦戦にびびって「新党きづな」(死語)を結成するなど、次々と泥船を脱出しようと泥ボートを作って逃げ出したため、小沢は代表選で勝算が立たなくなった。要するに無能な手下に足を引っ張られたわけだ。窮地に陥った小沢は、自ら嘉田由紀子に頭を下げて新たな小型泥船を建設させるほかなくなった。当時の経緯を、嘉田由紀子が本にしたらしい。


http://book.asahi.com/booknews/update/2013071600006.html*1

未来元代表の嘉田・滋賀知事、結党・分裂の経緯出版へ
[文]千種辰弥  [掲載]2013年07月11日


 嘉田由紀子知事が、昨年12月の衆院選直前に日本未来の党を結党してから分裂するまでの顛末(てんまつ)をまとめた「いのちにこだわる政治をしよう!」を近く出版する。原発の再稼働問題をめぐる国との対立で知事としての限界を感じたところに、小沢一郎氏から「三顧の礼」を受けて結党したものの、選挙後に小沢氏側の議員による「クーデター」を機に分裂した経緯がつづられている。
 嘉田氏は2011年3月の福島第一原発事故後、原発依存からの脱却を目指す「卒原発」を提唱。昨年5月には関西電力大飯原発の再稼働をめぐり、安全対策への不安から慎重な姿勢を保ち続けたが、夏場の電力不足への懸念から、結果的に政府に押し切られた。
 「国の仕組みを根本から変えないと、どうにもならない。その思いが頂点を極めていたとき、私を国政の舞台に押し出したのが小沢一郎という政治家だった」
 旧知だった岩手県達増拓也知事の仲介で、12年10月に京都で小沢氏と2度面会。3度目は衆院解散8日後の11月24日、京都で会った。「最初は完全に断るつもりでいた」が、同席した飯田哲也氏の「原発を争点化するには今しかない」との言葉に心を揺さぶられ、小沢氏に「百(議席)はとれる」と言われ、だめを押されたと振り返る。
 「(脱原発を主張する)候補者を一人でも多く残さなければ若狭湾岸の原発の再稼働が進められる。それは琵琶湖への危機である。そんな『正義感』というのか『義侠心(ぎきょうしん)』というのか、そのようなものがわき上がります」
 面会の3日後、嘉田氏は未来を結党し、代表に就いた。同じ日に小沢氏は自らが率いる国民の生活が第一を解党して合流したが、衆院選では議席を61から9に減らし惨敗。その後、小沢氏を共同代表にするよう求める生活系の議員が「クーデター」を起こし、両氏は対立。亀井静香氏の仲裁で分裂を決め、12月28日に会見を開いた。
 「一週間以上、電話に出てくれなかった小沢さんは終了後に一言、『ご迷惑をかけましたね』とだけ言って、去っていきました。それが、私と小沢さんとの『成田離婚』の顛末です」
 未来は政治団体に転落し、嘉田氏は今年1月に代表を辞任。21日投開票の参院選では表立った動きは見せていないが、後書きでは、衆院選で未来が得票した比例区約340万票、選挙区約300万票の支持に国政選挙で応えなければならないと記し、現政権が原発再稼働を進めるなか、原発事故を起こす前の「原子力ムラ」の体質をひきずったままでいいのか、と疑問を投げかける。
 新党をめぐる一連の「騒動」を本にしたことについて、嘉田知事は2日の会見で、「知事としての責務を全うするためには、国政に意見を言わざるを得なかったということを論理的に説明した」と語った。16日に出版予定で、新書版210ページ。問い合わせは風媒社(052・331・0008)へ。


小沢のほか、飯田哲也の妄動も描き出されているようだ。

その飯田哲也は橋下のブレーンを務めていた。それを思い起こすと、「(野党再編の)受け皿に日本維新が丸ごと入ることはあり得ない」という小沢の言葉が改めて笑える。「丸ごと入ることはあり得ない」というのは、「一部なら入ることがあり得る」という意味だ。つまり、石原慎太郎ら旧たちあがれは入らないけれども、橋下らオリジナル維新の怪なら入れてやる、そう小沢は言っているのである。

むろん、現実には「そこに小沢がいる限り、結集はあり得ない」のだけれど。せいぜい、参議院社民党3人、民主党、じゃなかった生活の党2人(うち1人は谷亮子)、糸数慶子、それに山本太郎が加わる統一会派を結成するくらいが精一杯であろう。