kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ついに「税と社会保障の一体改革」の建前をもかなぐり捨てた凶暴な新自由主義者・安倍晋三が来春の消費税増税を決断

今朝(9/21)の朝日新聞1面記事。


http://www.asahi.com/politics/update/0920/TKY201309200294.html

首相、消費税引き上げを決断 来年4月から8%に


 安倍晋三首相は20日、来年4月に消費税率を現在の5%から8%に予定通り引き上げることを決断した。増税した場合に備えた経済対策として、調整の焦点となっていた法人実効税率引き下げへの道筋がつき、5兆円超の経済対策でデフレ脱却ができると判断した。10月1日に正式表明する。消費税率が上がるのは、橋本内閣だった1997年4月に3%から5%になって以来、17年ぶりとなる。

 今後は、増税により景気が落ち込むのを防ぐことができるか、さらに消費増税法で定めた2015年10月に10%まで引き上げられるか――が焦点になる。

 安倍首相は18日、麻生太郎副総理兼財務相に「大胆な投資減税を含めた法人減税の具体策を検討してほしい」と指示。これを受け、麻生氏は20日、首相官邸で安倍首相と再び会談し、(1)震災復興のための法人税率の上乗せを1年前倒しで来春に打ち切り(2)15年度以降に法人実効税率を主要国並み水準に引き下げ検討――の2点を経済対策に盛り込むと伝えた。安倍首相はこれを受け入れ、調整がもつれていた法人実効税率引き下げ問題が決着。首相は増税を決断した。

朝日新聞デジタル 2013年9月20日21時57分)


ここで注目すべきは、安倍晋三が「税と社会保障の一体改革」という、消費税増税を正当化するための建前をもかなぐり捨てて、「法人税を下げるための穴埋めとしての消費税増税」という本音を剥き出しにしてきたことだ。

昨夜から大きな話題になっている、「解雇しやすい特区」の記事も3面に掲載されているが、参院選大勝、2020年東京五輪招致成功で図に乗る安倍晋三は、あの小泉純一郎ですら可愛く思えるほどの、凶暴な新自由主義者としての本性をむき出しにしてきた。

安倍晋三の顔写真を見るだけで吐き気に襲われる今日この頃である。