kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

祝! 橋下「維新の怪」年内消滅か(笑)

http://mainichi.jp/select/news/20130512k0000m010074000c.html

維新の会:橋下氏厳しい現状認識「年内消滅もあり得る」


 ◇参院選へ党内結束を求める

 日本維新の会橋下徹共同代表(大阪市長)は11日、母体となる大阪維新の会の会合で、維新の先行きについて「一歩でも二歩でも前に進むことを肝に銘じないと、有権者からそっぽを向かれて年内消滅もあり得る」と述べた。維新では、夏の参院選を控えて支持が伸び悩む中、石原慎太郎共同代表が「維新は賞味期限切れ」と述べるなど、党トップが相次ぎ厳しい現状認識を示している。

 橋下氏は「国民の支持を得る力がなくなってきているのは確か。選挙で議席を得ることが主目的の選挙屋になっているんじゃないか」と指摘。「実行力については物足りない。現状で満足している。これでは有権者に見透かされてしまう」と述べ、参院選に向け、党内の結束を求めた。

 一方、党幹部は同日、参院選と同時実施予定の兵庫県知事選の候補擁立について「個人的見解だが無理だと思う。負け癖がつかない方がよい」と述べた。【村上尊一】

毎日新聞 2013年05月11日 21時42分(最終更新 05月11日 22時06分)


橋下が安倍晋三と共謀して目指してきた憲法96条の早期改正にも暗雲がたちこめてきた、というより暗闇に光が差してきたという方が正しいかもしれない。他党の風向きも変わってきた。


http://mainichi.jp/select/news/20130511k0000m010023000c.html

みんなの党:96条改正反対も…渡辺代表


 みんなの党渡辺喜美代表は10日、国会内で記者会見し、改憲の発議要件を緩和する憲法96条の先行改正について「政治改革、選挙制度改革、公務員制度改革が先だ。当然のことをやらないで憲法改正ができるわけない」と述べ、公務員制度改革などが実現しない場合は反対する考えを示した。渡辺氏は国家公務員制度改革基本法で定めた改革期間が7月に切れることを挙げ「期限を2年間延長してその間に公務員制度改革をきちんとやればいい」と語った。

毎日新聞 2013年05月10日 19時03分)


渡辺喜美のロジックには全く感心しないが、渡辺が96条先行改正に与しないというのは、要するに橋下とは距離を置きたいという意思表示だろう。政治改革云々はそのための後付けの理屈に過ぎない。巷間言われるようにみんなの党内部でも親橋下の江田憲司と非橋下*1渡辺喜美の綱引きがあるようだが、議員たちにとっては自分の議席確保が第一だから勢力の強い方になびく。つまり橋下に勢いがあれば96条先行改正賛成に傾き、勢いを失えば反対に傾くわけだ。

現在は96条先行改正論が急激に勢いを失い、土俵中央まで押しモロしつつあるが、橋下を潰すことは96条先行改正を潰すことにつながる。夏の参院選における自民党の大勝は動かない情勢だから、ここは「橋下(維新の怪)主要打撃論」に立って、橋下に打撃を与えることを重点戦略とすべきではないかと思う今日この頃である。

*1:残念ながら「反橋下」とまではいえない。