kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

橋下、市立大学長選認めず 「選ぶのは市長」(朝日)

このひどい猛暑にこんなニュースが流れると、不快指数が20000パーセントに達してしまうのではないか。


http://www.asahi.com/politics/update/0809/OSK201308090040.html

橋下大阪市長、市立大学長選認めず 「選ぶのは市長」


 大阪市長から任命される同市立大学長が従来、大学の教職員による選挙結果に基づき選ばれていることについて、橋下徹大阪市長は9日、「ふざけたこと。そんなのは許さん。学長を選ぶのは市長であり、選考会議だ」と述べ、今秋にも想定される選挙を認めない考えを示した。市役所で記者団に語った。

 同大の定款では、学長は大学の選考会議からの申し出に基づき、市長が任命する。ただ、学長候補者は従来、大学の教職員による2回の投票を経て選び、その結果をもとに選考会議が候補者を市長に伝えていた。現在1期目の西沢良記学長は来年3月末で4年間の任期を終える。

 橋下氏は「(学長は)選考会議で選ぶが、選考会議に僕の意見を反映させる。それが民主主義だ。何の責任もない教職員にトップを選ぶ権限を与えたらどうなるのか。研究内容に政治がああだこうだと言うのは大学の自治の問題になるが、人事をやるのは当たり前の話だ」とも述べた。

朝日新聞デジタル 2013年8月9日13時30分)


毎度おなじみ、橋下お得意の論法。選挙で選ばれた首長はその自治体において全権を委譲されたとの解釈に基づく。麻生太郎の「ナチスに学んだらどうか」との示唆を地で行っているのが橋下だ。橋下に支配されている大阪人は、こんな橋下に熱狂し、先の参院選でも維新の怪の候補にトップ当選をもたらしたのだから呆れて言葉もない。

「学問の自由」も「大学の自治」も橋下には全く通用しないようだが、そういえば都立大に介入してこれを解体し、「首都大学」(通称「くびだい」)とかなんとかいう大学に変えてしまった石原慎太郎を東京都民が許した先例があった。大阪と東京という日本二大アホバカ都市の堕落は底なしといったところか。