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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

同志社大・村田学長が落選 安保法制肯定に学内から批判(朝日)

「チープなビッグ・ブラザー」安倍晋三の独裁体制がますます強まり、表現の自由・学問の自由・言論の自由などが危機に瀕する中、同志社大学がせめてもの良心を見せたようだ。

http://www.asahi.com/articles/ASHC66K87HC6PLZB02Y.html

同志社大・村田学長が落選 安保法制肯定に学内から批判
2015年11月6日22時49分

 同志社大学京都市)で6日、任期満了に伴う学長選挙があり、現学長の村田晃嗣氏(51)が元副学長で理工学部教授(機械設計)の松岡敬氏(60)に敗れ、再選はならなかった。専任の教職員らによる投票だが、票数は明らかにされていない。

 村田氏は7月、安保法制をめぐる衆院特別委の中央公聴会で「中国が力をつけるなか、日米同盟の強化は理にかなっている」と法案に肯定的な意見を述べた。教職員有志のグループから「良心教育を基軸とした本学のイメージを大きく損なう」と指摘されるなど、学内で批判が高まっていた。

 新学長は28日の学校法人理事会で正式に決まる。任期は来年4月1日から4年間。

朝日新聞デジタルより)


下記は今年7月15日の『CHRISTIAN TODAY』の記事。

「心から恥ずかしく思う」 同志社大職員有志が安保法案支持の学長を批判 : 社会 : クリスチャントゥデイ

「心から恥ずかしく思う」 同志社大職員有志が安保法案支持の学長を批判
2015年7月15日19時46分

同志社大学京都市)の教職員有志は15日、安保法案支持を表明した同大の村田晃嗣学長(同大法学部教授)を批判する声明をブログで発表した。

同声明には、13日に開かれた衆議院平和安全法制特別委員会の中央公聴会で、村田学長が与党推薦の公述人として出席し、現在審議されている集団的自衛権の容認を含む安保法案に対し、国際政治学者として肯定的立場からの発言を行ったとし、「わたしたちは同志社大学教職員として、村田教授のこの発言を看過できません」などと記されている。

声明は、「村田教授は、憲法違反かどうかの判断を差し置いて、『国際情勢』の変化という観点から、法案に対して明確な賛意を議会の場で表明した」とするとともに、「村田教授の公述は、中国を仮想敵国とした日米同盟の強化を積極評価する立場からこの法案に賛成するという、学術的というよりはむしろきわめて政治的な観点からの演説でした」と述べている。

また、「『国際政治学者としての個人の見解』であると前置きしてからの発言であるとはいえ、本件をマスメディアは、同志社大学学長による安保法案への支持表明として報じました。実際、憲法学者の多くが反対するなかで、賛成の旗幟(きし)を鮮明にした学者を学長とする大学として、本学の名前が日本社会のなかで広く知られることになりました。わたしたちは、今回の学長の発言が、良心教育を基軸とした同志社大学のイメージを大きく損なう結果をもたらしたと考えています」と主張している。

そして、「わたしたち平和を希求する同志社大学教職員有志は、現行憲法に違反する安保法案の成立に反対します。また、その法案に対し、本学の学長職にある教授が公的な場で支持を表明したことについて、心から恥ずかしく思います。同志社大学が教育理念の一つの柱に掲げてきた国際主義と、今回の村田教授の個人的見解とが一致するものではないことを、ここに表明するものです」と結んでいる。

この声明の賛同者は15日午後5時半の時点で51人となっている。

(『CHRISTIAN TODAY』より)