kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

7〜9月に読んだ本より

前の3連休の半ば頃から風邪気味だったのが悪化。最初喉と鼻の異常だったのが胃腸にきて、5食抜いた。熱は出なかったが、あまりに調子が悪いので昨日は休みをとって、3週連続の3連休にした。昨日の午前中は「香川の恥」平井卓也と「わしが育てた星野仙一を同時にdisる記事を書いた以外寝ていたが、午後に外出したのが悪かったのか、夜にぶり返した。今日はだいぶマシになったが、相変わらずあまり気力が起きないし、もう少ししたらかかりつけの某クリニックに行かなければならないので、この夏*1に読んだ本から、ここに掲載しても恥ずかしくないと思われる本のタイトルをいくつか挙げてお茶を濁しておく。


ゆたかな社会 決定版 (岩波現代文庫)

ゆたかな社会 決定版 (岩波現代文庫)


今年1月に読んで、当ダイアリーでもタイトルのみ紹介した中山智香子著『経済ジェノサイド - フリードマンと世界経済の半世紀』(平凡社新書,2013)に、しきりにガルブレイスが言及されていたが、ガルブレイスは日本でも70年代にベストセラーになった『不確実性の時代』を含めで1冊も読んだことがなかったので全然ピンとこなかった。ある日、都内にある某関西系の本屋で、この本が目立つように陳列されているので買って読んだ。面白かった。そういえば悪名高いフリードマンの『資本主義と自由』も、長らく「つん読」だったけど、中山智香子氏の本を読んだ勢いで、今年の3月にやっとこさ読んだのだった。これって日記に書いたことあったっけ。



死の家の記録 (新潮文庫)

死の家の記録 (新潮文庫)



バッハの秘密 (平凡社新書)

バッハの秘密 (平凡社新書)



最後の本は、普通は学生時代に読むべき本とされているのかもしれないが、学生時代には読もうという気が全く起きなかった。最近読んだいくつかの本に批判を含めて言及されていたことと、安倍晋三だの橋下だのが幅を利かせている今になって、ようやく読んでみようかという気になったのだ。私は戦没学生を、派遣労働だのブラック企業だのに殺されている若者と関連づけて考えている。もっともリアルの戦争の脅威も日に日に増大しているけれど。この本はまだ読み終えてなくて、あと5分の1ほどを残している。

*1:夏といえば普通は6〜8月なのかもしれないが、ここ数年、特に今年の生活実感から言えば「夏」は7〜9月だ。8月上旬にはもう立秋だったのだが。