kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ピレイ国連人権弁務官の秘密保護法案批判にキレた城内実(自民)が「国連人権弁務官に謝罪させよ」と暴言(呆)

強行採決で成立寸前の特定秘密保護法案だが、法案への批判は高まるばかりである。その批判にあの安倍晋三の腰巾着・城内実がキレた。


http://mainichi.jp/shimen/news/20131206ddm005010074000c.html

動2013:秘密保護法、きょう成立 首相周辺…維新が賛成しなければ「合意全部ほごと脅せ」


 特定秘密保護法案は5日夕、怒号が飛び交う参院国家安全保障特別委員会で可決された。同日夜、参院本会議に緊急上程されたが、2日連続の徹夜国会を避けるとの理由で、採決は6日午後に持ち越された。衆院通過(11月26日)から正味わずか1週間。慣例無視の「巨大与党の暴走」は成立直前で一時停止した。

 「徹夜なんてしない」。参院自民党幹部は5日夜、徹夜国会での法案採決見送りを突然言い出した。参院特別委の強行採決の勢いをかって一気に成立させる自民党執行部プランはこれで消えた。執行部の一人は「困ったもんだ」とぼやき「(野党との)チキンゲームには絶対に負けない」と険しい表情を見せた。

 法案採決に向け、与党側は、事実上、野党側を「無視」し続けてきた。参院特別委では、中川雅治委員長(自民)が職権で5日午後1時の審議を強行。民主党白真勲氏から「あなたは後刻理事会で協議すると言った。(それを翻して)採決しないですよね」と対応を非難され、日本維新の会室井邦彦氏から「理事会で野党の要求を一切受け入れない。通常国会もこういう対応なのか」とつき上げられても、同日夕の強行採決までひた走った。会期末の6日に採決を持ち越せば「野党の抵抗で不安定要素が増す」(公明党幹部)との判断からだった。

 参院自民党幹部は「(山崎正昭)議長は法案採決を最優先する。ほかの法案に影響が出れば野党の責任」と会期内成立に自信を示す。半日延ばしたことで、維新、みんなの党との調整時間も生まれた。「維新には、参院本会議に出て賛成しなければ合意を全部ほごにすると言って脅せと、現場(参院)には言ってある」。首相周辺は5日夜、不敵な笑みを浮かべた。


 ◇自民・城内氏「国連人権弁務官に謝罪させよ」

 国会の内外で高まる特定秘密保護法案への反対論に対する自民党内のいら立ちが5日朝、党本部で開かれた外交・国防合同部会で噴き出した。矛先が向けられたのは「『秘密』の定義が十分明確ではない」と特定秘密保護法案に懸念を表明した国連の人権部門のトップ、ピレイ国連人権高等弁務官

 「なぜこのような事実誤認の発言をしたのか、調べて回答させるべきだ。場合によっては謝罪や罷免(要求)、分担金の凍結ぐらいやってもいい」。安倍晋三首相に近い城内実外交部会長は怒りをぶちまけた。ピレイ氏は2日の記者会見で「表現の自由に対する適切な保護措置を設けず、法整備を急ぐべきではない」とも語っており、議員からは「そもそも内政干渉」「弁務官という立場は失格だ」などと強硬意見が相次いだ。

 5日の合同部会は、中国の防空識別圏を中心に議論する予定だったが、党側の意向で急きょ議題に加わった。国連では従軍慰安婦問題で日本批判がたびたび持ち上がり、自民党を刺激してきた経緯もある。中堅議員は「従軍慰安婦問題でも『日本はけしからん』と検証せず発言することが少なくない」と日ごろの鬱憤を晴らした。

 国連総会が指名する弁務官への罷免要求は現実的ではない。発言を理由に分担金をカットするのも先進国の対応としてはありえない。議論は終始、脱線気味だった。

毎日新聞 2013年12月06日 東京朝刊


頭に血が昇った城内実の暴言が毎日新聞記者にあざ笑われていることは痛快だが、この程度の人間を側近にしている総理大臣が独裁を行っていることは寒心に堪えない。

ここで、「政権交代」前、「ブログ政談」の世界において、この城内実が「政権交代」信者というか一部の「小沢信者」によって、小沢一郎植草一秀鳩山由紀夫の「政権交代三種の神器』」に次ぐ、「政権交代の『期待の星』」に祭り上げられていた事実を改めて思い起こしたい。この城内実を担ぎ上げた張本人の某ブロガーは、こんな安倍晋三の腰巾着を御輿に担いだ責任を棚に上げて「秘密保護法案が安倍首相の『敗着』になる」などとほざいているが、このような無責任な態度が容認されてしまうのとまさに同じメカニズムによって、「特定秘密保護法案」が成立してしまうのである。このことを指摘しておく。