kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

江田憲司一派やはり離党。みんなの党、「安倍派」と「橋下派」に分裂

大方の予想通りのニュース。
http://www.asahi.com/articles/TKY201312090151.html

みんな・江田氏ら14人が離党届 年内に新党結成へ


 みんなの党江田憲司前幹事長ら衆院議員8人と、参院議員6人の計14人が9日、離党届を提出した。江田氏は離党した議員らと、年内に新党を結成する考えだ。江田氏は民主党日本維新の会の一部議員とも連携を強めており、今回の新党結成が将来の野党再編につながる可能性がある。

 衆参で所属議員35人を抱えていたみんなは、結党から4年余りで分裂した。江田氏は離党届を提出後に記者会見し、「みんなの党は結党の原点を忘れて変わり果てた。自民党にすり寄る動きも見られる。もはや将来はない」と批判。「自民1強多弱の政治状況の中、野党勢力を結集し、政権交代可能な一大勢力をつくる」と述べ、民主や維新を巻き込んだ野党再編に意欲を示した。

 江田氏の新党には、すでにみんなを離党した柿沢未途衆院議員も加わり、少なくとも衆参両院の15議員が参加する見通しだ。江田氏は会見で、新党の政策は「脱官僚」「地域主権」「将来の原発ゼロ」「増税より景気回復優先」が柱になるとの考えを示した。江田氏らがこの時期に新党結成に踏み切るのは、年内に新党を結成すれば、来年の政党交付金の受け取りが可能になることも背景にある。

朝日新聞デジタル 2013年12月9日20時53分)


離党者のメンバーは産経が報じている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131209/stt13120914160003-n1.htm

江田氏、離党届提出へ 衆参14議員に 結成4年余、みんなの党分裂


 みんなの党江田憲司前幹事長(衆院神奈川8区)が9日午後、自らに近い議員とともに集団で離党届を提出する。離党者は江田氏を含めて14人になる見通し。江田氏はその後、記者会見し離党理由や今後の新党構想について説明する。平成21年8月に渡辺喜美代表と江田氏が中心となって結成されたみんなの党は、昨年の衆院選と今夏の参院選を経て衆参両院で35人の勢力となったが、分裂が決定的となった。

 江田氏は8日、都内で講演し「みんなの党はもう限界だ。再編して一強多弱といわれる政治状況を打破し、国民本位のまっとうな政党をつくっていこう」と訴え、離党して新党を結成する意向を表明した。

 9日午後までに江田氏に同調して離党する意向を示しているのは、林宙紀(比例東北)▽青柳陽一郎椎名毅(比例南関東)▽井出庸生(比例北陸信越)▽小池政就(比例東海)▽井坂信彦畠中光成(比例近畿)−の7衆院議員と、小野次郎川田龍平寺田典城藤巻幸夫真山勇一▽柴田巧(いずれも比例)−の6参院議員。

 江田氏は来年から政党交付金を受給できるよう年内に他の離党議員とともに新党を旗揚げし、民主党日本維新の会を巻き込んだ野党再編を目指す考え。

 8日の講演で江田氏は、特定秘密保護法の修正協議で渡辺氏が与党寄りに傾いたことに対し「党内議論は2時間弱で強引に取りまとめた。みんなの党は原点を見失った」と述べ、渡辺氏の党運営を強く批判した。

 一方、渡辺代表は同日、都内で記者団に対し「(江田氏の)新党準備行為は反党行為だ。党を出ていっていただく」と強調。江田氏の離党届を受理せず除籍とし、江田氏に同調する比例代表選出議員には議員辞職による議席返上を求める考えを示した。だが離党を決めている離党者は江田氏以外すべて比例選出で、いずれも辞職しない方向だ。

MSN産経ニュース 2013.12.9 14:15)


離党者が江田憲司以外全員比例代表で当選した議員という点は、一昨年(というより実際には昨年1月)に民主党離党者が結成した「新党きづな」を思い出させるが、参院小野次郎川田龍平寺田典城(てらた・すけしろ)はそれなりに有名な議員だ。これに昨年の総選挙で東京の選挙区で唯一当選した酒気帯び運転男・柿沢未途も参加するらしいから、「新党きづな」の泡沫感とはだいぶ違ってそれなりの存在感はある。

しかし、所詮はみんなの党が「安倍派」と「橋下派」に分裂しただけの話であり、当然ながら「江田新党」に期待できるものは何もない。