http://www.asahi.com/politics/update/0829/OSK201208280212.html
大阪維新の会、国政政党に 衆参5議員が新党参加へ
民主党の松野頼久元官房副長官や自民党の松浪健太衆院議員、みんなの党議員ら衆参5議員は、大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が近く立ち上げる新党に参加する意向を固め、維新側に伝えた。5議員の参加により新党は国政政党になる。維新の会は9月9日、新党参加を希望する国会議員との公開討論会を開き、5人は将来的に所属政党を離党することを前提に討論会に参加するという。
討論会への参加希望者は現職・元職国会議員ら20人を超える見通し。新党参加者が大きく膨らむ可能性もある。
参加5議員は松野氏(衆院熊本1区)、松浪氏(衆院比例近畿)、民主党の石関貴史衆院議員(群馬2区)、みんなの党の上野宏史、小熊慎司両参院議員(いずれも比例代表)。新党に5国会議員が参加すれば、政党要件を満たし、次期衆院選で小選挙区と比例区の重複立候補ができるなど利点が多い。
(朝日新聞デジタル 2012年8月29日3時0分)
昨日、みんなの党の渡辺喜美が橋下に対して怒り狂っており、橋下と渡辺が決裂したとの噂を聞いたが、配下の国会議員2人が橋下に引き抜かれそうな様子だからかもしれない。
上野宏史、小熊慎司の2人がどういう政治家なのかは知らないが、松野頼久、松浪健太、石関貴史の3人はよく知られた名だ。松野は疑獄事件との関わりでも有名な元自民党議員(故松野頼三)の倅で、どちらかといえば穏健派だった父親とは異なり、右翼政治家とくっつきたがる傾向のある議員だ。松浪と石関はそれぞれ自民党と民主党でも指折りの極右議員である。つまり、橋下一派は新自由主義派としての性格も持つが、それ以上に右翼タカ派、というより極右的性格を強く持つ政党になることは間違いない。最近は、「橋下にはイデオロギー色が薄い」などと誤解する人が増えてきたようだが、ここにきて本来のカラーを強く出し始めた。何度も書くが、河野洋平氏の参考人招致によって間接的に橋下にエールを送る「国民の生活が第一」は最低の政党である。そんなことは自民党の議員だって安倍晋三ら一部の極右を除いて考えない。