http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014010802000129.html
舛添氏 都知事選出馬へ 自民が政策協定模索
東京都の猪瀬直樹前知事の辞職に伴う知事選(二十三日告示、二月九日投開票)で、元厚生労働相の舛添要一・前新党改革代表(65)が七日、立候補する意向を固めた。新党改革を離党して無所属で出馬するとみられる。都知事選出馬は一九九九年に次いで二回目。
自民党は七日の都連幹部会で、舛添氏と政策協定を結ぶことができれば支援することで一致した。民主党も都連の常任幹事会で、舛添氏支援も含め検討することで、都連会長の松原仁・衆院議員に対応を一任した。舛添氏の反応次第で週内にも方針を決める。
舛添氏は七日、ビジネス情報サイトで「日本を刷新する政治モデルを東京で試みる」などとした論文を公表するなど、都知事選へ意欲を示していた。
北九州市出身で東京大法学部卒。二〇〇一年の参院選比例代表に自民党から立候補し初当選、〇七〜〇九年に厚労相を務めた。一〇年に自民党を離党し、新党改革代表に就任したが、昨年の参院選には出馬せず代表を辞任した。
自民党内では新党改革結成に伴い除名された舛添氏への反発が根強いが、ある党幹部は「推薦にこだわらなくてもいい」と明言した。
(東京新聞 2014年1月8日 朝刊)
舛添要一は1999年の都知事選で石原慎太郎の「後出しじゃんけん」に遭って惨敗した人間だから、これで都知事選は舛添で決まり、とまではいえない。ただ、現時点で次期都知事にもっとも近い人間であるという程度ならいえると思う。外遊直前の安倍晋三の「冒険」的秘策は不発のまま終わるのだろうか。
一方、石原慎太郎と平沼赳夫が泡沫候補・田母神俊雄を応援するようだ。
http://www.asahi.com/articles/ASG173K65G17PTIL004.html
日本維新の会の石原慎太郎共同代表は、23日に告示される東京都知事選で元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏を支援する意向を固めた。同党の橋下徹共同代表が7日、大阪市役所で記者団に明らかにした。維新としては自主投票とする方向だ。
橋下氏は6日に石原氏から電話で伝えられたと明かし、「個人的に支援するということだった。平沼(赳夫)国会議員団代表もたぶん推薦人に名を連ねるのでは」と説明した。橋下氏自身は田母神氏が日本による侵略戦争を否定していることを「相いれないところだ」としたうえで、「維新は基本的には政治活動は自由。政党としてどうのこうのというのはない」と強調。石原氏らの行動を容認するが、党としては支援しない考えを表明した。
都知事選の候補者探しについては「もうしないと思う。関与したい人が関与すればいい」と語った。
(朝日新聞デジタル 2014年1月7日11時56分)
橋下徹はむろん、田母神なんかを応援したら今秋に予定されていると見られる江田憲司や細野豪志ら(おそらく前原誠司も)と合流して結成する新党参加の障害になるから田母神推薦など最初から論外だと考えているに違いない。選挙は、石原慎太郎や平沼赳夫らの無力さを示すだけの結果になるだろう。