kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

名護市長選、公明党が「寝て」現職稲嶺進市長が先行

名護市長選は12日告示、19日投開票だが、現職の稲嶺進市長が先行している模様。下記は読売の記事だが、朝日と沖縄タイムスの合同調査でも同様の結果が出ている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20140113-OYT1T00981.htm

名護市長選、稲嶺氏が先行…読売情勢調査


 読売新聞社は、19日投開票の沖縄県名護市長選について、世論調査と取材を基に情勢を分析した。

 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対し、再選を目指す現職・稲嶺進氏が先行し、移設推進を掲げる新人・末松文信氏が追う展開となっている。有権者の1割強は態度を決めておらず、情勢には流動的な面もある。

 稲嶺氏は共産、社民両党支持層の9割以上を固め、民主支持層の約8割からも支持を得ている。末松氏は自民支持層の8割から支持を集めた。

 調査では、最大の争点となっている普天間飛行場の移設問題についても尋ねた。日米両政府は辺野古移設で合意しているが、「県外に移すべきだ」が72%、「合意通りにすべきだ」は19%にとどまった。仲井真弘多(ひろかず)知事が、移設先の埋め立てを承認したことに関しては、「評価する」が30%、「評価しない」が60%だった。

 調査は告示日の12日午後から13日にかけて、名護市を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1338世帯の中から727人の有権者の回答を得た。回答率54%。

          ◇

 末松(すえまつ) 文信(ぶんしん) 65 無新 (元)県議〈自〉

 稲嶺(いなみね)  進(すすむ) 68 無現 市長〈共〉〈生〉〈社〉

 (届け出順、〈 〉囲みは推薦政党、(元)は前職を含む)

(2014年1月14日07時26分 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20140114-OYT1T00316.htm

政府・自民、巻き返し図る…名護市長選


 読売新聞社が12、13両日に行った沖縄県名護市長選についての世論調査で、米軍普天間飛行場移設受け入れに反対する現職の稲嶺進氏が先行し、移設推進を掲げる新人の末松文信氏が追う展開となったのを受け、末松氏を支援する政府・自民党は巻き返しに努める構えだ。

 自民党幹部は13日、名護市長選の情勢について、「保守系候補の一本化を巡るガタガタが影響している。(辺野古沿岸部の)埋め立てについて、丁寧に説明していくしかない」と語った。モザンビーク訪問中の安倍首相は12日夜(日本時間13日未明)、同行記者団との懇談で、「普天間の固定化は絶対に避けなければならない。(市長選では)出来ることを全て実施していくことを訴える」と語った。

 政府・自民党は今後、知名度の高い石破幹事長や小渕優子衆院議員らを沖縄に派遣し、末松氏の全面支援をアピールするとともに、方針決定を留保している公明党に支援を働きかける方針だ。ただ、公明党幹部は「簡単な話ではない。移設についての地元の声は厳しい」と語った。

 一方、稲嶺氏を推薦する共産党社民党は、陣営の引き締めを図っている。共産党市田書記局長は「そんなに甘くない」と述べ、社民党の吉田党首は「油断することなく、戦っていきたい」と語った。

(2014年1月14日11時10分 読売新聞)


稲嶺氏有利の理由は、いうまでもなく昨年末の沖縄県知事仲井真弘多による辺野古埋め立て承認への有権者の反発と思われる。公明党が「寝ている」のも支持者の意見を受けてのことだ。

中央の公明党は沖縄よりはるかに弱腰で、安倍晋三の言いなりではあるが、それでも安倍晋三東京都知事選で思想的に安倍晋三に最も近い田母神俊雄を推せないのは、自民党議員の中には公明票の上積みがなければ選挙に勝てない人間が大勢いるからである。田母神俊雄では公明党が相乗りしようがない。

昨夜の報棄てで、舛添要一公明党の支援を得られそうな感触をつかんでよほど嬉しかったのか、ヘラヘラとだらしない笑顔を晒していた。これを見て思い出したのが、一昨年の自民党総裁選を前に、「次期総裁は俺に決まり」と確信していたかに見受けられた石原伸晃が、同じようにヘラヘラと軽薄に笑っていたことだ。この時石原は「ナマポ」の失言をして一気に支持を失い、総裁の座を安倍晋三に讓るばかりか石破茂にも負ける羽目に陥った。都知事選は、告示前の現段階では明らかに舛添有利と見られるが、舛添の勝利を素直に予想しがたいのは、上記のような舛添の軽さによる。

それにしても、中央の公明党にも早く安倍晋三に見切りをつけてほしいと思うのだが。そうなれば自民党に内紛が起き、安倍晋三が再び総理大臣の座を投げ出す可能性がなきにしもあらずと思われる。