kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

安倍内閣支持率、再び低下へ/時事通信調査で38.5%

実はアブナイ「軍事介入宣言」である「積極的平和主義」の正体をいくら力説してもその意見を聞こうともとせず「談話は無難な言葉を使っているから批判は難しい」などと言い出す、安倍晋三に優しい「リベラル」たちにも助けられ、8月中旬以後「V字回復」したかに見えた安倍内閣支持率が、9月に入って再び低下に転じた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2015091100646

内閣支持、最低の38.5%=衆院解散「任期満了まで」3割半ば

 時事通信が4〜7日に実施した9月の世論調査によると、安倍内閣の支持率は前月比1.2ポイント減の38.5%だった。政権復帰後、初めて4割を切った前月を下回り、最低を更新した。不支持率は同0.4ポイント増の41.3%。安倍晋三首相は自民党総裁選で無投票再選を果たしたが、政権を取り巻く環境は厳しさを増している。
 支持率の低下は、安全保障関連法案に対する世論の理解が進んでいないことに加え、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる県との対立の深刻化などが影響したとみられる。
 次期衆院選の時期について、いつごろが望ましいかを尋ねたところ、「任期満了まで行う必要はない」が36.2%と最も多く、「来年夏の参院選と同時期」24.7%、「できるだけ早期」14.6%と続いた。
 内閣を支持する理由(複数回答)は、「他に適当な人がいない」が16.3%でトップ。次いで「リーダーシップがある」12.0%、「首相を信頼する」9.2%の順だった。支持しない理由(同)は、「政策が駄目」20.4%、「期待が持てない」19.6%、「首相を信頼できない」17.8%だった。
 政党支持率は、自民党が前月比0.8ポイント減の23.3%、民主党が同0.7ポイント減の4.9%。以下、公明党3.4%、維新の党1.9%、共産党1.2%と続いた。支持政党なしは同2.5ポイント増の63.5%。
 調査は全国の成年男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は64.2%。

時事通信 2015/09/11-15:05)


記事には書かれていないが、自民党総裁選で対立候補の出馬を力ずくで阻止した強権的な政治手法や、労働者派遣法の改悪、川内原発再稼働などのマイナス要因もある。ただ、安倍政権はこれらをすべて実行しようとしている。安倍晋三が唯一「譲歩」したのは、政治的には蚊に刺された程度でしかない「4つのキーワード」の「安倍談話」への盛り込みだけだったという現実を、東京新聞の記者たちを含む「リベラル」は直視すべきであろう。その「4つのキーワード」にしても、別に安倍が「リベラル」の意見を取り入れたわけでもなんでもなく、単に右派陣営内で未だに強い影響力を持つ「ナベツネ」(渡邉恒雄)に安倍晋三が屈しただけの話であり、しかもナベツネの横槍は(それによって「リベラル」を丸め込むことができたために)安倍晋三を大いに助けたのだった。

だから、「4つのキーワード」が「安倍談話」に盛り込まれたくらいで、「リベラル」はそれを「成果」と錯覚してぬか喜びなどしてはならなかったのである。