kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

電源構成 原発20〜22% 温室ガス削減 25%程度(2030年)

4/24の朝日一面記事。

http://www.asahi.com/articles/DA3S11721337.html

温室ガス削減「25%程度」 政府原案提示へ 2030年目標

 政府は23日、2030年の温室効果ガスの削減目標について、現状から25%程度の削減を目指して調整に入った。安倍晋三首相の指示も踏まえて、近く数値を定める。前提となる電源構成(エネルギーミックス)の割合は、原発を「20〜22%」、太陽光など再生可能エネルギーを「22〜24%」とする方針だ。

朝日新聞デジタル 2015年4月24日05時00分)


同2面記事。

http://www.asahi.com/articles/DA3S11721272.html

(時時刻刻)「25%減」問われる意欲 温室ガス目標大詰め

 主要国と比べて遅れていた、日本の温暖化対策の新しい目標づくりが大詰めを迎えた。政府は2030年の温室効果ガスの削減目標案を、現状から25%程度を目指すことで調整に入った。前提となる電源構成の割合については、調整を重ねた結果、原発が「20〜22%」、再生可能エネルギーが「22〜24%」の方向だ。地球…

朝日新聞デジタル 2015年4月24日05時00分)


この件に関して、「リベラル」たちの関心はごく薄いように思われる。ことに温室ガス削減については、意欲的な目標を掲げることは原発の維持・推進を狙っているからだ、などとする陰謀論は、2009年の「政権交代」前から行われていた。

また、2011年に東電原発事故が起きると、「にわか脱原発派」と化し、即時原発ゼロを唱えながらなぜか核燃サイクルを容認する頓珍漢な「小沢信者」たちが「菅政権は即時原発ゼロを目指さないからダメだ」などと主張していた。しかし、再政権交代後、上記新聞記事に見られるように、安倍政権が経産省の言いなり同然の数字を出してきても、それへの反発の声はいたって低い。

いや、「小沢信者」ばかりではない。「脱原発」と「温室ガス削減」の両立は可能だと論陣を張っていた飯田哲也Twitterを久々に見に行ったが、このニュースに反応していない。金子勝も同様。まあ今日明日中には何かつぶやくのではないかとは思うが。

「リベラル」全般に政権批判の意気阻喪の観あり。2030年には日本に住んでいたくないと思わされるニュースだ。

もっとも最近は、果たして2030年まで生きていられるか自信がなくなってきた今日この頃である。