長谷川幸洋が駄文を書き連ねている。その大部分に私は同意できないが、同意できる箇所が2箇所だけあった。そこだけ引用する。
東京新聞の論説主幹と私が話し合ったこと(長谷川 幸洋) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)(2017年2月10日)より
私はとっくに定年退職した身であり、かつ副主幹在任7年目になっていたからだ。嘱託にすぎない私が長期にわたって副主幹を務めていること自体が異例だった。
長谷川幸洋自身が認める通りだ。同じ人間が定年をとっくに過ぎているのに「論説副主幹」を7年も務める特別待遇など、「死ぬまで主筆」のナベツネ(渡邉恒雄)が君臨する読売以外の他紙では絶対に考えられない。長谷川の主張は、まぎれもなく東京新聞・中日新聞の社論の一部をなしていた。
左派リベラルの立場を懸命に守りつつ、私とは正面から戦いたくない。ある親しい読者は私に「東京新聞の馬脚が現れた」と語った。その通りと思う。
この結論を述べる前の長谷川の文章には全く同意できないが、この結論にだけは強く同意する。