kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

安倍一強「忖度と崩壊の時代」の諸相(25)

昨日(4/28)の鍵コメ情報に戻る。最後の産経の報道は、本音では安倍晋三に対して腹を立てているのにマスコミに八つ当たりするふざけた二階俊博と、朝日のほか意外にも読売の記者までもが二階に的確な質問をしていること、読売の記者の質問に対しては二階も否定をしていないこと、さらには産経が安倍や二階よりも朝日新聞に皮肉を効かせるような報じ方をしていることなどがよく示されていて、なかなか興味深い。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170428-01814710-nksports-soci(日刊スポーツ)

籠池氏「関わっていた」首相は辞めるべきと発言

「私や妻が関係していたことになれば首相も国会議員も辞める」と公言した安倍晋三首相について「関わっていたと思うので、そうなる(辞任すべきという)ことになる」と発言した。15年9月、安倍昭恵夫人から100万円の寄付を受けた際「1人にさせてすみません」と言われたことを振り返り、「ということは、関わっていただいたということ」と語り、安倍首相は自身の発言の責任をとるべきとの考えを示した。

 国側との土地契約のやりとりについても、昭恵夫人に電話報告などを頻繁に行っていたことも明かした。籠池氏が電話する際は2、3分間だったといい「20回は超えていると思う」と振り返り、妻諄子氏に至っては「電話をしたら1、2時間は話していた。回数は数えられない」と明かし、親密だったことを証言した。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170428-00000053-asahi-pol(朝日)

籠池氏、また新証言 「後ろ向きだった契約が突然…」

「交渉を昭恵先生に報告していた」「それを近畿財務局にも伝えていた」。森友学園への国有地売却問題で、約1カ月ぶりに公の場に姿を現した籠池泰典・前理事長が28日、また新たな説明を始めた。聞いていた民進党の議員らには、驚きが広がった。

土地の賃借交渉に関し、発言は核心に。「昭恵先生には、財務省との交渉内容について、電話で報告していた」「近畿財務局にもそのことは伝えていた」「突然、それまで後ろ向きだった定期借地契約に前向きになってくれた」。発言を聞く会場は驚きの声に包まれた。籠池氏は「14年4月に建設用地に昭恵先生を案内したとき、秘書も同行していた」とも述べた。


https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170428-00000656-fnn-pol(FNN)

「籠池ヒアリング」ポイントは

森友学園への国有地売却問題をめぐり、籠池前理事長が、28日午前から民進党ヒアリングに出席している。
籠池氏は、3月の証人喚問で明らかにしなかった、昭恵夫人と最初に面会した経緯や、その際、安倍事務所の秘書も1人同行していたことを明らかにした。
籠池氏は、「適時」という言葉を度々使い、昭恵夫人との関係の深さや交渉内容を、度々報告していたと説明した。
昭恵夫人との電話の回数は、数え切れないとも説明している。
さらに、2016年3月、財務相の田村国有財産審理室長とされる人物と面会した際、籠池氏は、昭恵夫人の名前を挙げながら、財務省側と交渉していたと説明した。
沈静化しつつあった森友学園をめぐる問題は、今回の籠池氏の発言で再燃するとみられる。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170428-00000048-asahi-pol(朝日)

森友の録音記録巡り追及 財務省側「本人かわからない」

佐川宣寿理財局長は28日午前の衆院財務金融委員会で「どういう風にでき上がったものなのか承知していないので、確認は控えたい」と確認を拒否した。録音した籠池氏によると、面会相手は財務省の田村嘉啓・国有財産審理室長。共産党の宮本徹氏が「報道されている音声データが本物の記録か、田村室長や同席した職員に確認したか」と質問した。

 これに対し、報道で音声を聞いたという佐川氏は「(田村氏)本人かどうかわからない」と主張。昨年3月の面会時のやり取りについても、「室長に聞いたが、(新たに発見された)埋設物についてやりとりしたが、その他の詳細、具体的内容は記憶していない」と繰り返した。(南彰)


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170428-00000525-san-pol(産経)

自民・二階幹事長、相次ぐ質問に苛立ち隠せず マスコミ批判で「何回も何回も…」

マスコミ批判に関する質問の連打を受け、イライラを隠せなかった。「何回も何回もぶり返す必要ない」「意見がある人は来て」などと述べた。特に朝日新聞が強い問題意識を持ち、二階氏を追及した。二階氏と記者団の主なやり取りは以下の通り。

朝日「今村前復興相の辞任や発言について、役員連絡会で意見交換はあったのでしょうか」

二階氏「特別なご意見はなかったように思います」

朝日「関連しまして、務台俊介政務官中川俊直政務官の問題では、その都度、役連や役員会などで幹事長や政府から発言があったと思います。今回はより深刻な事態かと思うのですが、党内でご議論がないというのは、どういったご判断でしょうか」

二階氏「その立場にある人が辞表を出してですね、そういう、一定のけじめ、処分を行っているわけですから、毎日毎日、そのことを議論する必要はないんじゃないですか」

時事通信「幹事長の先日の講演で、今村前復興相について、メディアのあり方を問われたと思うが、それについて野党側から言論封殺との批判があるが、野党の指摘については」

二階氏「野党の人は野党の人として、ご意見を述べられたことはたいへん立派なことかと思いますが、特別、話をこっちに持ってきたわけではないわけですから、『新聞にしゃべっておいたから読んどけ』と言っている程度でしょ。だから、立派な発言だというふうにね、こっちは理解をしております」

朝日「同じ講演の中で、『首を取るところまで張り切っていかなくてもいいんじゃないか』と話されました。辞任は必要がなかったとお考えなんでしょうか」

二階氏「私の真意はね、やっぱり本人にも発言の機会があってもいいんじゃないか、と。私はかれこれの思いでこう言った、と。ここが言葉が足らなかった、ここは言葉が過ぎた、とか。あるでしょう?その話も聞いてあげてもいいんじゃないか、という思いがあったから申し上げただけのことであります」

読売新聞「先ほどの『首を取りにいかなくてもいい』という真意だが、首相官邸に対してではないのか

二階氏「いきなりですよ、いきなり。ね。それは当たり前のことじゃありませんか。もう、これ以上、言いませんがね。いまの時節に、こんなことで、せっかく本人がああいうふうに辞めている話を、何回も何回もぶり返す必要はないじゃないですか」

フジテレビ「マスコミへの言葉を撤回する考えは」

二階氏「撤回を要求してきているわけではありません。それじゃあ、日常、野党がまた何か言ったときにですね、われわれがいちいち発言に撤回を要求すると。こんなことを、われわれはしたことない。しかも、そそのかすようなことがね、誰も言ってませんがね、あったとしても、そのとき考えればいいんじゃないですか。これ以上、何かありますか」

朝日「先ほど、今村大臣の話、『ぶり返す必要はない』とおっしゃいました。お言葉ですけれども、復興大臣の発言は、安倍政権の復興政策そのものへの信用にかかわる極めて重大な問題だと思っていますのでわれわれも、重ねてお尋ねしています」

二階氏「はい。じゃ、これからもまた、毎回やりましょう」

朝日「はい。おうかがいしなければいけないと思っています」

二階氏「はい、どうぞどうぞ。はい」

朝日「いきなり首を切ったのはおかしい、という問題意識を示されましたけれども、今回いきなり首を切ったのはメディアではなくて安倍総理がすぐに決断をされたように承知をしております。安倍総理の決断のあり方に対して疑問を示されていると、そういうふうに受け止めてよろしいんでしょうか」

二階氏「いやいや。本人がこれからも政治活動をやっていくわけですから、注意してがんばっていくと、こういうことだからそれでいいんじゃないかと思っています。意見のある人、物足りない人は、どうぞ、きてくれたら結構です」

朝日「はい、よろしくお願いします」

二階氏「よろしいか。ありがとう」