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「文在寅氏のひそかな改革か 韓国・青瓦台が大統領への「敬語」をやめる?」(ハフィントンポスト)

「敬語」問題 - Living, Loving, Thinking, Again(2017年5月26日)経由

文在寅氏のひそかな改革か 韓国・青瓦台が大統領への「敬語」をやめる? | ハフポスト

文在寅氏のひそかな改革か 韓国・青瓦台が大統領への「敬語」をやめる?
HuffPost Korea | 執筆者: 허완, Komuro Shoko
投稿日: 2017年05月24日 16時51分 JST 更新: 2017年05月24日 16時51分 JST

韓国・文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足して2週間が過ぎる。新政権の動向が注目されているなか、大統領府(青瓦台)の報道官らが、過去2代の大統領について言及する時に使っていた「尊敬語」をやめたことが明らかになった。理由はわかっていないが、国民目線に立つことをアピールしていた新大統領の文在寅氏の意向が働いている可能性がある。

韓国社会では、同じ会社・組織や家族について対外的に話す場合、対象が自分より目上の立場であるならば、必ず尊敬語を使って言及するのが普通だ。それは、過去2代、李明博朴槿恵前大統領に言及する際の大統領府でも同じだ。

文大統領の就任直後は、大統領府の関係者は「文在寅大統領が(께서)〜なさいました(하셨습니다)」などと記者らに説明していたが、最近「文在寅大統領が(이)〜しました(했습니다)」になった。

韓国キー局SBSが5月18日に放送した「チュ・ヨンジンのニュースブリーフィング」にて紹介されたが、キャスターのチュ・ヨンジン氏が大統領秘書官に確認したところ、具体的な返答は得られなかったという。Twitter上で、尊敬語を使うようにユーザーから求められた政府の公式アカウントは「国民の皆さんとの対話で大統領を立てるよりは、国民の皆さんを立てる方がより合っているのではないかと判断しました」と投稿。国民目線を強調する文氏の「政治改革」の一歩とも取れそうだ。

番組に参加していたキム・テヒョン弁護士は「放送局は視聴者が最優先なので視聴者に尊敬語を使うが、報道官にとって大統領は目上の人間なので尊敬語を使うことも考えられる。国民との(意思)疎通を強調し、以前のような権威的ではなく、目線を下げようという話を(大統領が)したので、(変更後の)この表現が合っていると考える」とコメントした。(後略)

(ハフィントンポスト日本版より)


いやあ、韓国の人たちは良い大統領を選んだねえ。うらやましいなあ。今までの韓国における敬語の使い方には、正直言ってちょっと引いてしまうけど。

上記ハフィントンポストの記事を引用したsumita-m氏の論評。

日本語と韓国語の差異について言及されるときに必ず引き合いに出されるのが相対敬語と絶対敬語の差異ではなかったか。

それとは別に最近「総理のご意向」という表現に凄い違和感を感じ、これは日本の北朝鮮化の第一歩なんじゃないかと思ったのだった。日本が終了して、〈東朝鮮〉になってしまうのか。日本では公的な文脈における敬語は皇室関係に限定するという了解が存在してきたのではないか。問題の文書だけど、(朝日も含めて)「総理の意向」としているメディアもあるようだけど、「ご」があるとないとでは、全然衝撃が違うよ。


民間企業ではワンマンのボスの意図を忖度して、ボスがいない場で他の人間に対して話をする時にも、ボスの言動に「ご」をつけて発話しつつボスの意図を通そうとする腰巾着というか茶坊主というか「忖度」野郎がいることを経験上知っているが、「総理のご意向」とゴシック体大文字で書かれた文書をテレビの映像で見て、官僚も似たような野郎がいるんだなあ、と苦々しく思った。

しかしどう考えても安倍晋三文在寅より金正恩にずっと近いな。ともに独裁者の三世だから当たり前かもしれないが。

それと私が不思議でならないのは、塚本幼稚園で園児たちが「安倍総理、頑張れ」と声を揃える光景に感激の涙を流す安倍昭恵の姿をさんざんテレビで見せつけられているはずなのに、それにもかかわらず世の「リベラル」の中に安倍昭恵に対する攻撃を鈍らせたままの人間が少なくないことだ。

なんであんな映像を見ても安倍昭恵に対する拒絶反応が出ないのかな、と思ったが、よくよく考えてみれば彼らの多くは、少し前までは小沢一郎を個人崇拝していたのだった。