kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

誰が誰となぜ争っているのかさっぱり見えてこない「小池ファ★スト」(呆)

最近は、民進党の内紛については皆さん「無関心」で、小池ファ★ストに対する批判は「見たくない、聞きたくない」ようにお見受けする。2か月前の都議選では、そういう方々が、「都民ファ□ストの会」の立候補者が民進党(右派)からの離党者であろうがなかろうが、「都ファ」の看板だけで投票してしまってあの結果になったのだと思う。

いうまでもなく世間一般の多くの人々にとっては「民進党」はネガティブな表象で、「小池ファ★スト」はポジティブな表象だ。だから民進党執行部がいくら小池ファにすり寄っても無駄で、逆に早く小池ファに身を寄せたくてたまらない右派議員の離党を招くのだが(蓮舫に続いて前原誠司もこのメカニズムを理解せずに同じ失敗を犯したことには呆れるほかない)、それでも民進党は誰が誰と争っているかが外に伝わってくるだけまだ小池ファ★ストよりはましだ。

小池ファ★ストでは、誰が誰と何のために争っているのか、すべては「一丁目一番地」のはずの情報公開が全くなされないので、外部からはさっぱりわからない。いわばブラックホールだ。

たとえば、今年の正月に放送されたくだらない民放のクイズ番組に出演するなどして、「なんだこいつ」と常日頃から私が反感を持っている、昨年には斎藤美奈子と対談して意気投合した新自由主義者の音喜多駿が、何やらお怒りのようだ。

青天の霹靂。都民ファーストの会代表交代 | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイト(2017年9月12日)

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。


都民ファースト 新代表に荒木氏 野田代表は辞任(毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170912/k00/00m/010/058000c


夜半に上記のニュースが流れ、多くの方からお問い合わせをいただいております。

現時点で、党本部から事実関係のメールが一本届いたのみで、詳しい状況はまったく把握しておりません。

13日(水)に議員総会が予定されておりますので、詳しい説明が行われるのでしょうか。

私の意見はその後に述べさせてもらいたいと思います。

取り急ぎ。


こんなブラックホールに自ら吸い込まれに行こうとしているのが民進党鈴木義弘で、この男の名前を私はつい先日まで知らなかったが細野一派の人間らしい。しかしその鈴木が離党届を提出すると報じる下記NHKニュースにも、何やら不思議な文言が見られる。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170913/k10011137041000.html

民進 鈴木義弘衆議院議員 13日にも離党届提出へ

9月13日 4時19分

民進党では、執行部が離党が懸念されている議員への慰留を続けていますが、先に離党した細野元環境大臣が率いていたグループに所属する鈴木義弘衆議院議員は、13日にも、離党届を提出する意向を固めました。

民進党では、大島幹事長が離党が懸念されている議員から直接、意見を聞きたいとして12日、先に離党した細野元環境大臣が率いていたグループに所属する衆議院比例代表北関東ブロック選出の鈴木義弘衆議院議員と会談し慰留しました。
しかし鈴木氏は、国政選挙での共産党との連携は認められないなどとして、13日にも離党届を提出する意向を固めました。

また鈴木氏と同様に細野氏のグループに所属し、党の神奈川県連の代表を辞任した後藤祐一衆議院議員は、大島氏との会談のあと記者団に対し「党にとどまるか、否か、今の段階では決めていない」と述べました。

一方、先に党を離れた長島昭久衆議院議員らは、秋の臨時国会までに新しい会派を作りたいという考えを示していましたが、当面、見送ることを決めました。

執行部では引き続き慰留を続けることにしていますが、党内では、離党を検討している議員らが、新党の結成を目指している細野氏や、長島氏らの動きもにらみながら最終的に判断するのではないかという見方も出ています。

NHKニュースより)

どうやら長島昭久は今月末の臨時国会までに「新しい会派を作る」ことができないらしい。ということは、誰かと誰か、おそらく元自民の若狭勝と元民進の長島・細野連合との意見が合わないのだろうと想像されるが、内紛劇は明らかにされない。言うまでもなく、配下の人たちの自由な発言を許さない恐怖の独裁者・小池百合子が「情報公開」を妨げているからだ。

民進党からの離党が報じられた議員たちの足並みも揃わない。3人の細野一派のうち一番弱っちそうな鈴木が率先して離党届を出すようだが、後藤祐一は煮え切らず、「ロケットスタート」発言をしたとおぼしき、もっとも勇ましいはずの笠浩史の動向はNHKニュースに出てこない。これも不思議だ。

都ファの音喜多駿にせよ野田数にせよ(傀儡中の傀儡・荒木千陽は言うに及ばない)、国政政党予備軍の若狭・長島・細野らにせよ(他にも渡辺喜美松沢成文らもいるが)、いずれも小池百合子の「カリスマ」をあてにして動いているので、小池に対しては絶対服従だ。だから小池が「外には漏らすな」と言ったら絶対にしゃべらない。小池の情報統制による束縛が民進党からの離党希望者にまで及んでいることはほぼ確実だ。

こんな恐ろしい組織があろうか。その悪質さにおいて自民党や「日本のこころ」の比ではない。

「リベラル」の間にも、昨年某都議と対談して意気投合してしまったとか、昨年うっかり小池百合子の軽口に「ワクワク」してしまったなどの過去を持つことが後ろめたいせいか、小池ファ★ストへの批判をしないか、批判する場合でもどこか腰の重さを感じされる論者が多いが、そんなことでは困る。いや、間接的な小池ファ★ストへの援護射撃だとさえ言えるのではないか。

安倍政権を終わらせたいなら、枝野幸男が正しくも「安倍政権の補完勢力だ」と断定した小池ファ★ストに対する監視と厳しい批判が絶対に必要不可欠だ。