kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

後藤謙次が「都民ファ□ストの会は小池百合子の私党」と批判したが

ふと思ったが、東京都知事小池百合子の支持率は今どれくらいあるのだろうか。

ネット検索をかけると、都議選前の6月24,25日に朝日が行った世論調査*1で支持率59%、都議選後の7月22,23日に産経・FNNが行った世論調査*2で支持率68.9%という高支持率が確認できるが、その後はわからない。

「情報公開が一丁目一番地」とは口先だけで、その実他のどの政党よりも不透明、すべてが密室で決定される不健全極まりない「小池ファ★スト」に対して、世の「リベラル」の中にはまだまだ口をつぐむ人間が多いが、テレビではあの鵺的な後藤謙次星浩でさえ小池の密室政治を批判するようになっている。ネットでも某「ワクワク」氏でさえ極右・野田数の都ファ代表辞任を喜ぶこともなく、高祖父が「神風連の乱」(1876年に熊本で起きた不平士族の反乱)に参加した都ファ新代表・荒木千陽もまた極右なのではないかとの疑惑を書いている。

テレビが言うには、小池百合子都ファには関わらないと明言したにもかかわらず、側近2人との密室談合で都ファの新代表を決めたという。また、荒木は党の規約に則って新代表に選ばれたというのだが、その規約の中身が都ファの党員にもわからないという。報ステ都ファの都議たち、前にもインタビューでとぼけたことを抜かしていた成清梨沙子ともう一人、上田令子という人にインタビューしたところ、上田都議が「規約を見たことがない」と言い、番組での規約の文面は紹介されなかったので、番組を見た人は誰もが、本当に規約があるのかどうかも怪しいと思っただろう。

そういえば小池人気を煽りまくっていたTBS(というより名古屋のCBC)のワイドショーは未だに「小池劇場第何十何弾」とやらをやっているのかどうかと思って新聞のテレビ欄を見ると、さすがにもうやっていないようだ。だからといってこれまで小池人気を煽ってきた、TBS(CBC)を筆頭とするテレビ局(報棄てやNews23だって武内絵美雨宮塔子に小池インタビューをやらせて小池人気を煽っていた)の罪が消えるわけではない。もちろん昨年音喜多駿にすり寄った斎藤美奈子や小池が民進党との連携をほのめかしたことに「ワクワクした」と書いた市井のブロガーに至るまで、私の見るところ小池を持ち上げたことを総括はおろか反省している人間すら誰もいない。

小池人気を煽った人間の中には小沢一郎もいる。小沢は都知事選の少しあとに、こんなことをほざいていた。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1857166.html

小沢一郎氏「僕なら…」と都民ファーストの会に言及

 自由党小沢一郎共同代表は17日、都内のホテルで開いた自身の政治塾で講演し、小池百合子都知事が特別顧問を務め、東京都議選で圧勝した「都民ファーストの会」に言及した。

 「僕ならもっと候補者を立てた。もっと立てたら、(都民ファで単独)過半数を取れたと思う」と述べ、候補者の擁立数を増やしていれば、都民ファ単独での過半数獲得を含めて、さらに勢力拡大ができたと分析した。

 都民ファは、当初60人超の候補者擁立を目指したが、告示時点で擁立したのは50人で、そのうち49人が当選した。小沢氏は、定数8の世田谷区を例に、「(都民ファが)立てた公認候補は2人だったが、もし4人立てたら、4人取れただろう」と指摘。「定数5人区以上のところに過半数を立てれば、全部勝ったと思うが、まあ、そこは心配したのだろう。それでも、公明といっしょになって(小池氏勢力で)過半数になった」と、評価した。

 都議選について「都民ファーストが圧勝した。自民党の都政に対する(都民の思いが)鬱積(うっせき)している中、まあ、あの人(小池氏)もなかなかだから、チャンスをつかみ、知事選で圧勝し、今回もそうなった」と述べ、小池氏の政治的判断や行動も、評価した。

 小沢氏は小池氏が国会議員時代、新進党自由党と行動をともにした。小池氏は、小沢氏の側近として、政治の裏表や選挙戦術を学んだ経緯がある。

 小沢氏はその上で、都民ファが7つの1人区を、島しょ以外ですべて勝利したことを引き合いに、「これは国政にもいえることだ。自民党に変わる受け皿になり得る枠組みと国民が思った途端に、想像をはるかに超える票が集まる。今度の都議選で立証された」と述べ、自民党に代わる受け皿づくりの必要性を強調。「国民はリーダーうんぬんで選んでいない。自公に代わる受け皿が機能できるかだ。小池さんはそのようだと(判断されたと)いうことで圧勝した」と、持論を述べた。

(日刊スポーツ 2017年7月17日12時52分)

どうやら小沢の「オリーブの木」構想には「小池ファ★スト」も入っているようだ。それで後藤謙次星浩でさえ小池を批判するようになった今でも「リベラル」たちは小池ファ★スト批判の腰を上げないのだろうか。そうだとしたらふざけた話だ。

なお音喜多駿が荒木千陽に反旗を翻した。新自由主義者と極右の傀儡とのバトルなどどうでも良いが、一応産経の記事を引用しておく。

【都議会】「都民ファーストの会」代表選考に異論 音喜多駿都議「密室で決定」、荒木千陽新代表「規約通りだ」(1/2ページ) - 産経ニュース

【都議会】
都民ファーストの会」代表選考に異論 音喜多駿都議「密室で決定」、荒木千陽新代表「規約通りだ」

 東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党都民ファーストの会」の代表に荒木千陽(ちはる)都議が選出されたことをめぐり、13日に開かれた都議会「都民」会派の議員総会で「一部の意向で密室で代表が決まった」として代表就任に反対する意見が出た。異議を唱えたのは7月の都議選まで会派幹事長だった音喜多駿都議。音喜多氏は同日、代表決定の手法や情報公開の在り方などについて、10月5日までに議員総会を開いて検討するよう求める申し入れを党側に行ったという。

 代表交代をめぐっては、知事特別秘書の野田数(かずさ)前代表が10日辞意を申し入れた。翌11日午前、小池氏と増子博樹幹事長、山内晃政調会長の3人からなる選考委員会で荒木氏を新代表に選出した。

 しかし、複数の「都民」都議によると、野田氏の辞意や代表決定過程が役員以外の所属都議に事前に伝えられることはなく、同日午後になり新代表決定についてメールで報告があったのみだったという。荒木氏は衆院議員時代の小池氏の秘書を務めた側近。

 音喜多氏は産経新聞の取材に「密室でさまざまなことが決まってきた旧来の都議会を批判して最大会派になったのに同じことを繰り返している」と批判。さらに「執行部は規約通りに代表を決めたというが、所属都議に規約が示されたことはない」と主張し、党側の今後の対応を見守りたいとした。

 13日、都庁で新代表就任会見を開いた荒木氏は「党の規約にのっとって代表に選ばれた。瑕疵(かし)はない」と強調した。そのうえで、音喜多氏の異論には「意見が出ない政党よりも、出るほうが健全で大変喜ばしいこと。しっかりまとめて党運営に反映させたい」と語り、代表選考や規約を含めた情報公開の在り方について検討する意向を示した。

 新代表選出の在り方について「都民」都議の一人は「選び方に異論はないが、音喜多氏の気持ちも分かる。できたばかりの政党で党運営に課題が多いのも確かだ」と指摘。また、知事与党の公明党都議は「決め方に対しては密室との批判が出るのも仕方がない。異論が出たことにどう対応するのか、新代表の手腕が問われる」とみる。

 一方、小池氏は報道陣に対して「透明性には問題ないと聞いている。異議があって質問が出るのは開かれている証拠」と述べた。

(産経ニュース 2017.9.13 22:52更新)

どうやら都ファの「規約」とやらは、本当に都ファ所属の都議さえアクセスできないらしい。そもそも「規約」が本当に存在するかどうかすら疑わしい。

やはりこんな政治集団は一刻も早く打倒されなければならない。小池ファ★ストに空しい期待をかけている「リベラル」も、小池が本質的に前原誠司どころではない極右であり、ゴリゴリの改憲派であることくらいは認識した方が良い。しかも安倍晋三よりもさらに独裁志向が強い。安倍と比較してさえ小池の方がより悪質だ。

小沢一郎は、自身も改憲派だから小池が改憲論者だろうがどうでも良いのだ。「リベラル」は小沢の呪縛をも完全に断ち切らなければならない。