北守(藤崎剛人)氏のXについて、もう少し紹介しておく。
おっしゃるように給付付き税額控除は新自由主義色がついた政策ですが、給付付き税額控除(ベーシック・インカムの場合もあり)に一本化するのが新自由主義、給付付き税額控除「も」行うのが再分配的な政策の違いだと考えています。 https://t.co/kGlxpJOLvn
— 北守さん (@hokusyu1982) 2024年9月6日
これは弊ブログでも昔さんざんやった話で、負の所得税とベーシック・インカム(給付付き税額控除)とは数学的に同値で、負の所得税の言い出しっぺは確かにミルトン・フリードマンだ。確か維新が国政選挙(衆院選だったと記憶する)の公約にベーシック・インカムを入れたんだったよね。で、維新の場合は現物給付を「バサーット*1」切ってベーシック・インカムに一本化するとして、それを「再分配」と称していた。その一方で、昨年亡くなった宇野弘蔵派マルクス経済学者の伊藤誠(1936-2023)もベーシック・インカムを唱えていた。
なお枝野幸男は今春の衆院東京15区補選での酒井菜摘の応援演説でも「小さな政府」を批判していた。
はっきりいえば、総裁選後にくる総選挙に対して野党はどのような枠組みで立ち向かうべきか、さらにそれに付随する議論として立憲の代表選をどう考えるべきか、という議論をする際、消費税に対する原理主義的な態度はノイズにしかなっていないと思います。敵味方の区別がグチャグチャになっている。 https://t.co/FFgzsV2e5B
— 北守さん (@hokusyu1982) 2024年9月6日
そうなんだよね。本当に「敵味方の区別がグチャグチャになっている」。山本太郎が江田憲司を「評価」するなんて、山本は柿沢未途(元みんなの党)の同類だと自ら認めているようなものであり、論外だ。
「消費税減税真理教」は本当に百害あって一利なし。