kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

再分配

「私にもっと金をよこせ」「仕事をよこせ」「予算を増やせ」と日本の人たちが主張するようにならない限り、日本では人民同士の不毛な争いが繰り返されると思います。(にっしーさん)

昨年12月21日に公開した下記記事にコメントをいただいた。 kojitaken.hatenablog.com 上記記事に対しては「『世界的に』といってもイギリスと日本だけではないか」とのご批判をいただいている。それは確かにその通りで、ヨーロッパでは極右民族主義の台頭が…

温暖化との闘いは「超富裕層の資産と収入」を大幅に削減することから始まる(トマ・ピケティ, クーリエ・ジャポン)

元旦付Yahoo! JAPANにクーリエ・ジャポン配信のトマ・ピケティのコラムが掲載されていたようだが、リンクは早くも削除されている。下記ヤクルトスワローズ帽を被ったアイコンのツイート主は読んだとみられる。 ピケティは1回ちゃんと読んだほうがいいのかな…

「現状、左派政党が言うべきは成長しようがしまいが分配しろであって、言葉としては『再分配』を用いるところのはず」(by 菅原琢氏)

菅原琢氏曰く、言葉としては「分配」ではなく「再分配」を用いるべきとのこと。 成長と分配どちらが先かという言葉遊びじみた議論が野党やその支持者から出てくるのは、結構根が深い問題のように思う。現状、左派政党が言うべきは成長しようがしまいが分配し…

さとうしゅういち氏「野党側は、安倍総理の機先を制し、消費税5%への減税と、再分配強化を打ち出すべき」

スティグリッツ氏「消費増税すべきでない」国際経済分析会合(日経) - kojitakenの日記(2016年3月17日)よりも半日早く、さとうしゅういちさんが下記記事を書いていた。 野党は総理の機先制し、消費減税&再分配強化打ち出せ : 広島瀬戸内新聞ニュース(社…

私の「格差・再分配」論 & 「日本スゴイ」論批判

最近は根を詰めて文章を長時間書くとすぐ調子が悪くなるので、年末年初にピケティの本を読んで触発されて以来の「格差社会」に関する私の感想を簡単に書いてみる。70年代の三角大福*1が全員世襲の政治家でないというのは、敗戦直後の日本が文字通り「頑張っ…

「庶民増税」でも「金持ち減税」でもない「再分配重視」の「第三の道」を目指せ

河村たかしは、現在の政治の対立軸は「減税対増税」だという。能天気な民主党支持者は「政治主導対官僚主導」こそが現代政治の対立軸だという。いずれも誤りである。政治主導云々の世迷い言はほっておいて河村を批判すると、菅直人・与謝野馨・谷垣禎一らが…