元旦付Yahoo! JAPANにクーリエ・ジャポン配信のトマ・ピケティのコラムが掲載されていたようだが、リンクは早くも削除されている。下記ヤクルトスワローズ帽を被ったアイコンのツイート主は読んだとみられる。
ピケティは1回ちゃんと読んだほうがいいのかな。。。
— ユースケ (@yagamiioriko) 2023年1月1日
ピケティの提言「超富裕層の資産と収入を削減してはじめて、温暖化との闘いが始まる」(クーリエ・ジャポン)#Yahooニュースhttps://t.co/eZf47JFTQR
ツイート中からのリンクは既に切られている。
クーリエ・ジャポンへのリンクは生きているが、有料記事なので途中までしか読めない。
以下に無料部分を引用する。
この記事は、世界的なベストセラーとなった『21世紀の資本』の著者で、フランスの経済学者であるトマ・ピケティによる連載「新しい“眼”で世界を見よう」の最新回です。
結論から言おう。気候の温暖化と真剣に闘うつもりなら、徹底的な富の再分配を、一国のなかでも、国家間でもしなければならないということだ。これに反論する人は、地球全体にウソをついている。
また、「その種の富の再分配は望ましいし、素敵なものだけれども、残念ながら、それは技術的にも政治的にも実行不可能だ」と言う人も同様にウソつきだ。そんな慎重派のポーズを打ち出すくらいなら、自分の信念を堂々と述べてくれたほうがよほどいい(もっともそれは彼らが信念というものを持っていればの話ではある)。
なるほどブラジルでルラがアグリビジネス陣営に打ち勝ち大統領に当選したのは、多少の希望を持たせてくれる話ではあった。だが、忘れてはいけないことがある。それは有権者の多数が、社会福祉や環境を重視する左派を胡散臭く思い、どちらかといえばナショナリズムと反移民を掲げる右派のほうに心を寄せていることだ。
スウェーデンやイタリアでの選挙結果を見れば、それが欧州の南側でも北側でも同じだとわかる。理由は単純だ。経済システムと富の再分配の仕組みが抜本的に変わらないかぎり、社会福祉や環境を重視する左派の政策を実施したときに不利益を被るのは中流階級と庶民階級である可能性が高いからだ。(以後有料記事)
ただ、おそらくYahoo! JAPANが無料で続きの部分も公開していたと思われる時間帯に発信されたツイートの中には、有料部分の一部を引用したと思われるものがあった。
トマ・ピケティらしい実に有意義な提言。https://t.co/wVxd8Ksgwb
— Seung-il Chang(張 勝一) (@smileschang) 2023年1月1日
上記ツイート自体には有料部分からの引用文はないが、上記ツイートで始まるスレッドに含まれる2つのツイートにはそれがあった。
有料記事を本記事に引用するのはさすがにどうかと思うので、関心のおありの方は上記リンクからアクセスされたい。なお、全文は引用されていない。