kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

党全体のことを考えて転区を受け入れた経験者として、直前の転区が物心両面でどれだけの負担をもたらすのか、また選挙戦や選挙後のケアが十分だったのかを、しっかり検証してほしいと思う。(民民・井戸まさえ氏のXより)

 なんと、あの憎むべき嘘八百の拡散人士にして泉健太信者の「駅前は朝の七時」が井戸まさえ氏(民民、前立民)の下記Xをリポストしていた。

 

 

 これは、野ダメ(野田佳彦)が、同じ選挙区に他の野党の有力候補がいる場合、立民の候補者を取り下げることがあると発言したことを受けて、枝野幸男が発した下記Xに反応したものだ。

 

 

 全文は下記。

 

候補者調整で決まっている候補を降ろすことの是非を、メディアなどから問われています。今日、泉代表も否定的なコメントをしていますが、私も昨夜のテレビ番組で問われ「一度決めて頑張ってきた候補者を、選挙直前になって党本部の都合で降りてもらうというようなことはすべきでない」との趣旨の発言をしました。同じ事情は他の党も同じでしょう。 一騎打ち構造を作れるところは最大限努力すべきですが、それぞれの地区にはそれまでのキャリアを投げうって頑張る仲間がいます。無理をすることは、人間中心の経済を掲げ、「人」を大切にする党の姿勢を疑われます。 前回総選挙では党代表として一部の方に無理をお願いしました。そのことも私にとっての大切な教訓の一つです。

 

URL: https://x.com/edanoyukio0531/status/1831984349077713050

 

 これに対して、枝野が「党代表として一部の方に無理をお願いし」た対象である井戸氏が反応したわけだ。井戸氏は東京4区から私が住む東京15区に落下傘候補としてやってきて立候補した。私も井戸氏に投票したが、井戸氏の選挙事務所(同じ場所を今年4月の補選で酒井菜摘氏も使った。かつて「甲浦漁港 産地直送」を謳っていた居酒屋の跡地だ)前で井戸氏に声がけされたこともある。

 2021年の衆院選に、私は共産党の小堤東氏に投票するつもりだったが、井戸氏の転区に伴って小堤氏が降りた(それが今年の補選でも繰り返された)。その後調べたところ、小堤氏もまた転区の経験者だった(2017年衆院選では東京11区から出馬)。小堤氏が降りたことについて、私は最初、立民と共産の所業に怒り、両党には絶対に投票しないと息巻いていたが、sutesakusoさんに井戸さんは良い候補だと教えてもらって調べたところ、確かに支持できそうな人だったから井戸氏に投票した。しかし2021年衆院選に落選した後、井戸氏は総支部長に再任されず、事実上立民を石もて追われる形となった。私はこの人事の主犯は野田Gの重鎮・手塚仁雄だったが、党代表の泉健太の責任も免れないと現在では考えている。

 井戸氏は

直前の転区が物心両面でどれだけの負担をもたらすのか、また選挙戦や選挙後のケアが十分だったのか(私の場合は少なくとも約束は守って欲しかった→都連)を、しっかり検証してほしい

と書いている。

 ここで赤字ボールドにした「→都連」というのがミソで、井戸氏自身も主犯は手塚だったと考えていることはほぼ間違いない(だから泉信者の「駅前は朝の七時」がこのXをリポストしたのだろう)。井戸氏の著書に書かれていた、2021年衆院選の転区の際に党から井戸氏にかかってきた電話の主も、ほぼ間違いなく手塚だろう。井戸氏の著書に描かれた電話の主の口調は横柄そのものだったが、あれが手塚の本性をよく表していると思った。

 私自身も、転区ならぬ転勤をするしないで組織の権力者に振り回された苦い経験がある。その時の「物心両面でどれだけの負担をもたらすのか、また(その後の)ケアが十分だったのか」についても同様で、私は結局転職することにした。転勤を拒否しようとしたことで組織の権力者に逆恨みされたことが大きく影響したと考えている。

 この種のことは多くの組織で起き得る話だ。特に企業は事実上一種の治外法権みたいになっていて、組織内民主主義などないも等しく、業務命令が絶対の世界だ。現在しばしば問題視される共産党の党内ハラスメントについて、批判される側の共産党の人士がしばしば自党(共産党)を「会社」にたとえることがあるが、それに対して、それでも共産主義者かと怒る人がいる。実は私も同感で、治外法権はまかり通っているに等しい企業内社会のあり方をタテにして党幹部が直接やらかしたり地方の支部で起きているパワハラ案件を放置したりハラスメントをやった側についたりする所業を正当化するようでは全く支持するに値しない政党だと考えるに至っている。それでも地方選(都議選)では地元の人たちのために活動している共産党候補に投票することもあるが、それは都議や都議候補個人を支持しているだけで、共産党は支持していない。

 しかるに、井戸氏のXにこんな反応をする人がいる。

 

 

 こういう人たちが「権威主義国ニッポン」を支えているんだろうなとつくづく思う。

 最後に、野田佳彦のコメントを批判したらしい泉健太にもひとこと言っておく。

 衆院広島選挙区では2区、3区、5区で前回落選した総支部長が退任に追い込まれた。うち2区と3区は市民連合が推したリベラル系候補だった。それに対して立民広島県連を独裁する森本真治参院議員は泉Gの幹部だという(確か新政研究会だかの会計責任者だったと記憶する)。その広島で、東京でさえ井戸氏1人しか(手塚仁雄が)総支部長退任に追い込まなかったのに、3人もの総支部長が退任させられているのはいったいどういうことなのだろうか。

 泉Gの体質も、野田Gの手塚仁雄と全く変わらない(か、またはさらにひどい)のではないかと私は疑っている。