昨夜(9/20)もまたまたNEWS23を見て怒り心頭に発してしまった。最近は報道ステーションに間に合わないことが多いが、昨夜もその例で、報ステは天気予報と長いスポーツコーナーしか見なかった。阪神がまたしても読売に負けて*1、阪神はそんなに分の悪い読売をクライマックスシリーズに出させたいのかと腹を立てたところに、そのあとNEWS23で「若狭・細野新党」が小池百合子に党首就任を打診したとかいう話を延々とやり始めたのにブチ切れてしまった。ワイドショーかよ。
同じ件を昨日の夕方にTBSは何度も垂れ流したらしい。昨日17時31分のタイムスタンプのある記事を下記に引用する。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3163764.html
“新党党首”打診で調整、小池都知事は「まだ・・・」
もうすでに永田町は総選挙モード。大きな注目はいわゆる“小池新党”の行方です。小池氏自ら党首になることはあるのでしょうか。20日午後に開会した東京都の定例議会。所信表明演説に立った小池都知事にこんなヤジが飛びました。
「100の演説より1つの行動ですよ!」
それを聞いた小池都知事はこの表情・・・。新党旗揚げの準備を進める関係者が、小池都知事に党首就任を打診する方向で調整していることが分かりました。
「知名度を考えたら小池さんに頼むしかない。来週にはいろいろとクリアになってくるよ」(新党関係者)
想定される衆議院選挙は来月22日。与野党の動きが激しさを増しています。
急ピッチで立ち上げの準備が進む“小池新党”。参加予定の議員らが小池都知事に党首就任を打診する方向で調整していることが分かりました。
「(Q.新党が来週ぐらいには立ち上がる。新党の役職などにつく予定は)いえ、まだそこまで話はしておりません」(小池百合子 都知事)
「まだ」話はしていないと笑顔で答えた小池都知事。「いつ」話をするのでしょうか。
「誰が党首になるか誰が代表になるのかというのは今後、最後の詰めをこれからしていくことになりますので、実質的には小池知事が非常に大きな力を果たしてくれる」(若狭勝 衆院議員)
若狭氏はこの後、無所属の行田邦子参院議員と会談し、近く結成する国政新党への合流を要請しました。行田氏は「一両日中に判断する」と答えたということです。ある新党関係者によりますと、新党に参加する議員は法的な国政政党の条件となる「5人」を確保し、あと議員2人程度に参加を呼びかけているということで、臨時国会召集の前日、来週27日までに参加議員全員そろって新党設立をお披露目したい考えです。(後略)
(『TBS NEWS』20日 17時31分)
小池百合子といえば、都議選前に「(極右の)野田数隠し」の思惑からか、「都民ファ□ストの会」代表に就任したが、都議選で圧勝した直後に代表を野田に戻し、かと思えば小池自身を含む3人の密室での協議で代表を荒木千陽に代えるという「情報公開」皆無の密室政治を、他ならぬTBSもNEWS23で批判していたはずだが、懲りもせず上記のような馬鹿げた「ワイドショーネタ」を垂れ流す。
「若狭・細野新党」は、その一丁目一番地が改憲を必要とする「一院制」であり、かつ右翼の細野豪志がバンバン地金を出しまくって、安保法を肯定・評価する発言をするなど、バリバリの「改憲・右翼政党」になることを堂々と宣言している。そんな政治勢力を公然と応援するTBSは、一体何を考えているのか。
細野豪志と言えば、昨日昼間の読売テレビ(=日本最悪の極右放送局)制作のワイドショー『ミヤネ屋』で、少し前まで民進党内右派仲間として細野と連携していた馬淵澄夫が、細野の民進党議員引き抜きの手口を暴露していたらしい。(私の大嫌いな)有田芳生が下記のツイートを公開した。
https://twitter.com/aritayoshifu/status/910468495346774016
有田芳生
@aritayoshifu
馬淵前選対委員長が「ミヤネ屋」で民進党の予定候補者に新党から引き抜きの誘いがあることを語っていた。驚いた。資金がないから民進党から公認料が出てから合流して欲しいという依頼だったという。「生き馬の目を抜く」世界であるとは言われるが、それが「爽やか」(そう)だった政治家の素顔だ。
4:39 - 2017年9月20日
都議選でも民進党議員たちは自ら離党したというよりは、「都民ファ□ストの会」からの引き抜き工作に応じて離党した、小池ファ★ストは民進党と連携するつもりなど最初からなく、引き抜きの対象としか見ていないとは私が都議選前からずっと指摘し続けていることだ。それが正しかったことを極右放送局制作のワイドショーで、かつての細野の右翼仲間だった馬淵澄夫が暴露した。今や細野豪志自身が仁義なき引き抜き工作の尖兵として精力的に動いている。
細野がこんな奴だったことは昔から知っている。
昔、民主党政権時代に細野が小沢一郎一派にすり寄っていた頃、民主党内で細野が右翼タカ派丸出しの発言をしていたことが漏れたことがあって、私が『きまぐれな日々』だったかでそれを批判したところ、「細野さんはもっとリベラルだと思いますが」などと書かれたコメントをもらったことがあったが、それは「小沢信者」または小沢を否定しない人たちの「希望的観測」に過ぎなかった。馬淵に暴露された引き抜き工作こそ、細野本来の姿の表れだ。現に笠浩史ら細野一派の3人が民進党に離党届を出して受理されず除名(除籍)された。
しかしその民進党も細野豪志だけは除名しておらず(長島昭久や木内孝胤は除名された)、あれだけ正面切って細野らに「顔を潰された」前原誠司が、なお「若狭・細野新党」(=小池ファ★スト)との連携の可能性に言及するていたらくだ。その前原と最近つるんでいる自由党の小沢一郎も、「共産党から小池新党までとの連携」という荒唐無稽な絵空事を口にしているらしい。そんな小沢を、民進・社民・自由3党の合流政党の党首に「三顧の礼」をもって迎えよと主張する「小沢信者」や、その尻馬に乗る原口一博のような馬鹿者もいる。どいつもこいつも本当にどうしようもない。
書きながら思い出したが、自由党には鈴木まりこという、「日本のこころ」からさえも追い出された極右人士がいる。こいつが衆院選に立候補するのではないかとも言われているようだが、こんなやつが在籍している自由党は、間違っても「リベラル政党」とはいえないだろう。
「鈴木まりこ(事務所)」のTwitterのURLが全てを物語っている。
"marikokoro"、すなわち、「日本のこころ」のまりこ、という意味だ。ゆりこが極右ならまりこも極右。そんなやつが自由党にいて「自由党京都府第5区総支部長」を務めている。これが自由党の正体だ。
まあ民進党にも似て自由党にもいろんな政治家がいるから、いちがいに両党とも「右翼(極右)政党」とまでは言い切れないが、少なくとも民進・自由両党が「保守政党」であるとはいえるだろう。両党は合流がお似合いだ。
「鵺」的なTBSや「保守政党」民進党・自由党が、来月行われるであろう衆議院総選挙を最悪の結果に導くのではないかとの絶望的な予想が日に日に強まる今日この頃。