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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

勝谷誠彦、一時は兵庫県知事選当選の可能性があったとは。アブナイアブナイ。

未成年時代、大阪→阪神間→神戸と転居したが、今ではもう阪神間や神戸、というか兵庫県のことにはすっかり疎くなっているので*1兵庫県知事選が一時は危なかった(勝谷誠彦が当選する目も一時はあった)とは全然知らなかった。

下記は、兵庫県知事選(東京都議選と同日に行われた)の翌日、7月3日付の神戸新聞記事。

神戸新聞NEXT|社会|兵庫県知事選 勝谷氏、多選批判も及ばず

兵庫県知事選 勝谷氏、多選批判も及ばず

 無所属新人の勝谷誠彦(まさひこ)氏(56)は、5期目を狙う現職井戸敏三氏(71)の多選批判を展開。テレビ出演による高い知名度を生かし、現県政に不満を持つ有権者の心をつかんで善戦したが、及ばなかった。(小林伸哉、金 慶順)

 吉報が届くと信じ、事務所とは別に借りた神戸・三宮のレストラン。午後8時すぎ、落選確実の報道を知った支持者から「えー」「あかんやん」と落胆の声が漏れた。

 約30分後、トレードマークのサングラス姿で現れた勝谷氏は「あー、楽しかった」と第一声。期待ほど伸びなかった投票率について報道陣が質問すると「一番切ないです。力がなかった」と声を落とした。一方で、現職5選の結果には「20年かよ、よくそんな選択したな」と不満をあらわにした。4年後の再挑戦は「ありません」と即答した。

 「4期16年間の閉塞(へいそく)感がある」−。勝谷氏は告示の直前から、多選批判のトーンを一気に強めた。

 有権者の反応は、電話調査や会員制交流サイト(SNS)の分析で細かく把握。「多選批判は根強い」とみると、告示直後に「さすがに5期20年は長過ぎるでしょ!」と現職の“弱点”をビラやメールマガジンで突いた。

 4月から重ねた電話調査は計4回。支持率は上昇を続け、3回目は勝谷氏が井戸氏をわずかに上回った。「勝てるかもしれない」。陣営は色めき立った。

 しかし、4回目の調査では伸び悩み、井戸氏に突き放された。陣営関係者は「持ち前の毒舌が災いした」とみる。街頭で井戸氏を「71歳のおっさんでええんですか」「ただの天下り」などと激しく批判する姿に、「かえって女性の支持が離れた」。有権者からも「もっと政策を聞きたい」との苦情が届いた。

 最終盤には新たなビラを作り、女性を意識して教育や子育て支援の訴えを強めた。県内全41市町を巡った見聞を基に「兵庫は魅力がいっぱい。発信力に自信がある」と、コラムニストとして培った強みもアピール。しかし、井戸陣営から「施策に大きな違いがない」などの批判を浴びた。

 政党などの組織戦を展開する井戸氏を意識し「一人一人が考えて投票するのが民主主義。投票率が上がれば僕が勝つ」と訴え続けた。しかし、大きな波を起こすことはできなかった。

 4代55年間、官僚出身知事が続く兵庫で挑んだ戦い。「すごく勉強になった。(今後は)最先端の論客として本当の論陣を張ります」と宣言し、ボランティアやメルマガ読者など全国の支援者に感謝した。

神戸新聞NEXT 2017/7/3 08:00)

そんなに危なかったのか。私は勝谷の供託金没収を期待していたというのに。まあ勝谷が落選して本当に良かった。

でも、最後に最後で勝谷を突き放した兵庫県民は、「都民ファ□ストの会」(小池ファ★スト)を圧勝させた東京都民と比較すれば、明らかにずっとマシだったとはいえるだろう。

*1:後年岡山県香川県に住んだ時にも、これらの地域への関西からの情報の流入は、東京からの流入に比べてずっと少なかった。